私の科学者ライフ ~猿橋賞受賞者からのメッセージ

制作 : 女性科学者に明るい未来をの会 
  • 日本評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535789302

作品紹介・あらすじ

優れた業績を挙げた女性科学者に贈られる「猿橋賞」。高校生・大学生や若手研究者に向けて、受賞者たちが研究者人生を語ります。

感想・レビュー・書評

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  • 猿橋賞は、自然科学分野で優れた研究業績をあげた50歳未満の女性科学者に贈呈される学術賞なので、受賞者が自然科学のさまざまな分野から選ばれていることに不思議はないが、その経歴が多種多様なことには驚いた。東京薬科大学の深見教授は、「専業主婦として3年ちょっと」すごしてから研究に復帰したというが、ご本人も書いているとおり「『寿退社』――今や死語になりましたが――結婚したら仕事を辞めるというのが当たり前の時代」に、よくそんなことができたものだと感心した。修士課程の最後の頃に「同級生の男子には背丈まで積みあがるほどの就職情報誌が届いていたのに、私にはそのようなものは一冊も届きませんでした。」(東京大学の高藪教授)とか、「『鳥居さんは女性だし、結婚して旦那さんに養ってもらえるからいいよね』。そんな無残なことも言われた。」(テキサス大学の鳥居教授)というほぼ同世代の方々の述懐を読むと、なんだか申し訳ないような気持ちになる。先日、女の子にはそんなに教育を受けさせても仕方がないと考えているお母さんが今でも結構いると、妻から聞いてびっくりしたが、男女雇用機会均等法が施行された1986年に大学を卒業した東京大学の野﨑教授が、それから30余年が過ぎても「なんか増えた実感がないですね、女性比率。」と書いているのは、そのあたりにも原因があるのかもしれない。理科好きの女子高校生や理科系の学部にいる女子大学生には励みになるだろう、なるといいなと思いつつ、猿橋賞を受賞した研究者の挑戦意欲にただもう圧倒されるばかりだった。2021年3月22日第1版第1刷発行。定価(本体1900円+税)。2021年6月27日付け読売新聞書評欄、日経サイエンス2021年6月号「新刊Guide」。

  • 女性研究者の地位向上・社会的認識の向上等を戦略的に狙って創設・運営が引き継がれている猿橋賞。その受賞者21代~40代目までの各人の手による記事。
    様々な分野に至るが、全て理系。特に物理方面?が多いのかな。女性である事の不便や恨み節が連なるような不毛な記事は無く、呆気ないほどに「好き」という衝動を原動力として突き進んでいるようにも見える。が、既婚者・子供もあり、が殆どでは無かろうか。
    それまでの分野内での常識を引っくり返す、新たな1歩を踏み出した実績が淡々と書かれ過ぎていて凄い!

  • ふむ

  • 【配架場所】 図・3F開架 
    【請求記号】 402.106||JO
    【OPACへのリンク】
    https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/volume/453832

  • 請求記号 402.8/J 76

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