14歳からの精神医学

著者 :
  • 日本評論社
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本棚登録 : 162
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535983465

作品紹介・あらすじ

うつ病、双極性障害、統合失調症、多量服薬etc.心の病気って、どんな症状があるの?どうしてかかるの?どんな治療をするの?友達や親がかかったらどうすればいいの?-。

感想・レビュー・書評

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  • 14歳の子どもに向けての書かれた精神医学の本。

    事例、病気のこと、治療方法、親や友人がその病気にかかった時どう接したらいいのかが、丁寧に説明されています。

    扱われているのは、摂食障害、社交不安障害、強迫性障害、うつ病、双極性障害、統合失調症、不登校、暴力行為、リストカット、多量服薬など。

    子どもだけでなく、思春期の子どもと接する支援者の方にも広く読んでいただきたいと感じた一冊です。

  • ブクログのレビュー読んで、興味持って図書館で借りた。

    1部では代表的な心の病気を6つ紹介している

    ・物語調の事例
    ・作中の例を取り上げ、どうしてその病気になってしまったのか説明する
    ・その病気の主な症例
    ・その病気の医学的な説明
    ・友達がその病気になったらどうしたら良いか

    っていう構成が、わかりやすくて良い。
    普通の子が、普通の生活を送っているところから話が始まるので話に馴染みやすいし、病気にかかるのを自分にも起こりうることとして受け入れられる。

    2部の行動別に説明したパートでも事例からはいっているんだけど、2部では、そうなってしまったひとが周りにいたらどうしたら良いか、どう考えたら良いかを著者さんが語りかけてるかんじがした。

    あまり精神医学詳しくないし、子ども向けの心の病気について書かれた本読んだことなかったので、他にもいろいろ読んでみたらまた感想が変わるかもしれませんが、
    わたしはこの本14歳のときに読みたかったな、って思ったし、読んでたら考え方とか人生とかちょっと変わってたかもなって思いました。

  • 医学

  • 2018年9月17日

    イラスト/カスヤナガト
    装丁/大村麻紀子

  • 病気の症状や原因・治療法だけじゃなくて、友達や家族がその病気になったときの助言があるのが印象的。

    やってはいけないこと、言ってはいけないことについて知るのも大事だよなあって。

  • 全て結論は早く病院を受診し薬を飲むことになってる。本当?エピローグが一番心に届く。
    早期に受診し薬漬けで精神薬中毒になる子供もいる。病院へ行き休めば良くなるって、それで気持ちが焦る子供もいる。
    子供は色々、病院も色々。原因は複雑。
    本当に調子悪い子は本読めないし、頭に入らない。声を上げられない。
    これを読んで分かった気になるのが一番怖い気がする。ほんの入門書。

  • N700

  • 大学生の私でも読んでいて新鮮に感じることばかり。
    実際あったケースともとにしてつくられたケースにそって心の病気について説明してくれている。
    みんなに読んでほしい。
    昔、そして今も、他人だけでなく自分にも心当たりあることばかり。
    心の病は病であって性格でない。
    今までは避けることしかしなかったけど、なんとなくどう接すればよいか、自分自身に対しても、わかった。
    たくさん引用したのでぜひ見てほしい。
    ひとつでも気になる言葉があったら、この本を開いて欲しい。

  • わかりやすいっ!

    万人にオススメします。

  • 2012 5/1読了。借りて読んだ。
    第1章ではエピソードを交えつつうつ病、統合失調症、双極性障害等の症例について紹介し、その対処法、そして友人が親がもしそうなってしまったらどうしたらいいか、を解説。
    第2章では不登校やリストカット等の問題行動で、第1章のように脳の不調等が原因でない場合についての解説や対処などについて書いてある。

    特に第1章、それも自分がそうなった場合だけでなく友人や、親がそうなった場合について書いてあるのが面白い/良いと思った。

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著者プロフィール

1968年生まれ。精神科医。長崎大学医学部卒業。現在、医療法人カメリア大村共立病院副院長と大村椿の森学園主任医師を兼務。主に児童思春期の子どもたちの治療に携わる。著書に『やっかいな子どもや大人との接し方マニュアル』『「生存者」と呼ばれる子どもたち』などがある。

「2018年 『子どもの人権をまもるために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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