- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784537024180
感想・レビュー・書評
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タイトル同様、かなり衝撃的な内容。
フランシスコザビエルのイエズス会は、ユダヤ組織だった!という冒頭からはじまり、秀吉の朝鮮出兵はユダヤ人によって企画され、敗戦。
幕末に至り、長崎商館のグラバーによって多くの洗脳された志士たちが国家を改造した。
しかも昭和の時代に入り、社会主義革命者をはじめとした反国家主義者をたきつけたのも、ユダヤ人。
戦後は、三木武夫元首相や中曽根元首相など、ユダヤ人の言いなりになった国家指導者のおかげで、国家が解体に向かっているという内容。
早足で説明すると、かなりトンデモナイ内容かと思われるかもしれないが、半分くらいは真実が混じっている印象だたった。
イエズス会の創立メンバーのひとり、イグナチオ・デ・ロヨラは、スペインバスク地方のユダヤ人であり、イエズス会自体がアジアに混乱をもたらす元凶となっている。
日本人の奴隷貿易などもイエズス会が積極的に行っていた。
また、秀吉の朝鮮出兵についても、イエズス会宣教師が秀吉に提案した事を記述する資料もある。秀吉のバテレン追放後は硝石を日本へ輸出しなかったこともあり、秀吉の朝鮮出兵は頓挫した。
また、幕末の武器商人グラバーはユダヤ人であり、フリーメイソンのメンバーとも言われている。
幕末の混乱の影の立役者として名高い。
日露戦争において日本を援助したヤコブシフ商会(リーマンブラザーズ)はロシア帝国に対する革命を外側から支援す手駒として日本を活用したと言われている。
ロシア革命自体が、ユダヤ人の革命と言われている。
このロシア革命だが、歴史的実験場とされた感すらある。
まず、絶対王政の否定による国家解体。
宗教否定による、新たな人民支配。
少数の革命エリートたちによる全体主義体制の運営。
この思想が明治末あたりから、日本に飛び火してくるわけだから、当時の日本政府にとっては恐怖であったことは想像に難くない。
本書によると、日露戦争時に外相だった小村寿太郎は、フリーメイソン禁止令を出したらしい。
最後にこの本で印象的だったのが北朝鮮についての記述。
1992年に書かれた原稿らしいのだが、
「北朝鮮はミサイルを使って日本を脅し、多額の援助を引き出すようになる」とある。
著者は北朝鮮という、「演出されたならず者国家」の裏側を知っているのだろうか?詳細をみるコメント0件をすべて表示