智恵子抄〜深愛〜 (マンガで完読)

著者 :
  • 日本文芸社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784537124996

作品紹介・あらすじ

明治末期、旧態依然とした日本美術界への不満から、荒んだ生活を送っていた光太郎だが、グロキシニアの鉢植えをもって現れた智恵子との出会いによって生まれ変わる。激しい恋愛時代を経て、幸福な結婚生活を送る二人だったが…。史実に基づいた二人の生涯と共に、永遠なる愛の詩集『智恵子抄』を漫画化。

感想・レビュー・書評

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  • 一気に読んでしまいました。
    これが史実に基づいていると考えると心が痛くなります。
    愛というものについて考えさせられました。

    マンガの絵はとても上手で読みやすかったです。

  • 教科書で知った文学って有利不利がある、これは不利な方

  • Amazonの評価が高く、嫁も評価していたがオイラには好さがわからなかった。
    詩が好きな人が読んだらよいが、無知なオイラには難しい本であった。
    ひとつ言えるのが何気なく高村光太郎が好きだった智恵に対して『ともだち』と言って失言してしまうところは現代でも同じような事だ。
    あとこのまんが版だと智恵が精神的に変になる理由がイマイチわからない。東京が合わなかったのだろうか。
    帰宅後嫁に確認する。

  • もっと適当な作りかと思っていたが、しっかりと資料を見て描いているようで予想以上に良い作りだった。あまり知られていない戦争期や晩年についても描いてあり、高村光太郎について知るきっかけとして良い作品。

  • 愛の詩集です。原作のままでは読み難いと思い手に取りました。
    漫画によって物語となり、場面の象徴として詩が出てくるのですんなり世界観に溶け込む事が出来ました。
    衝動から生まれ迷いながらも強く焦がれていく、智恵子への気持ちが伝わってきます。
    絵柄は愛嬌があって親しみやすいですよ。
    筆で描かれていて、機微の濃淡を緻密に表している点が特に気に入りました。

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著者プロフィール

詩:詩人・彫刻家。高村光雲の長男。東京美術学校卒業後、欧米に留学してロダンに傾倒。帰国後、「スバル」同人。耽美的な詩風から理想主義的・人道主義的な詩風へと転じる。代表作:「道程」「智恵子抄」「典型」「ロダンの言葉」等。


「2013年 『女声合唱とピアノのための 組曲 智恵子抄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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