文豪の食彩 (ニチブンコミックス)

著者 :
  • 日本文芸社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (146ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784537130348

感想・レビュー・書評

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  • 2018/10/03

  • 夏目漱石、正岡子規あたりの文豪を、食べ物の記述から読みとこうとする面白いマンガです。
    へー、と思うとちょっと読んでみようかな、という気になるもんですよ。
    そのなかの樋口一葉のなかのね、カステラの話なんだけど、上流階級は長崎のいわゆるカステラね、でも東京の庶民は人形焼きに近かったのではないか、という話があるのね。
    で、一葉の小説にでてくるカステラは鈴のように丸かった……というんだけど、高知の屋台でカステラっていって売ってるのとそっくりなの。
    もしかして、あのカステラが樋口一葉のカステラ?
    呑んだあと、あの甘いのを買って帰るのかと前から不思議だったけど、あれもそんなに古いものなの?

    2017/04/12 更新

  • 若松屋の主人とツーショットの太宰の写真、初めて見た!
    町田康みたい。

  • とにかく、機会を作って食べに行こう。太宰が食べた国分寺の若松屋のうなぎ。永井花風、浅草、尾張屋、かしわ南蛮。

  • 文豪の食についての紹介。コラムを少し漫画にしたような。ふーんと思う程度かな。

  • かつての文豪たちは、なにを食べていたのか。
    楽しみながら、当時の生活に思いを馳せることができます。
    文豪たちの以外な一面も。
    楽しい一冊です。

  • うーん…なんかひかれないんだよな。
    なんかエピソード詰め込みすぎて文字ばっかりだから??
    なんとなくマンガ読んでる感じがしないー。
    対談を挿し絵で読んでる印象。

    でも出てくるごはんと文豪たちのエピソードはなるほどなぁと思います。

  • 文豪と、そのゆかりの食べものとの逸話を、一話完結でまとめた短編集。
    漱石、子規、一葉、荷風、芥川、太宰が取り上げられている。
    そして現存する文豪縁の店やメニューも紹介されていて、ちょっとしたガイドブックにもなる。

    主人公が新聞記者で・・・という設定は、「美味し○ぼ」を思わせて、何かかえってそういう設定がなくてもいいんじゃないかと・・・。

    一葉の話はしみじみとして、味わいが深かった。
    ただ、全体には、もっと紙数を割いて、じっくりと文豪に迫っていくような描き方なら、もっとうれしかったかな。

    何分にも青木玉「小石川の家」を読んだ直後に読んだので、どうしても比較してしまうし、比較すると・・・やっぱりこの本は分が悪い。
    全く違う状況で読んでいたら、もうちょっと高く評価したかもしれない。

  • 新聞記者である主人公が、文豪と“食”を結びつける「文士のお取り寄せ」なる企画を立案。デスクと2人して取材に行ったり飯食ったり文学ウンチクを披露するマンガ。

    「この人といえばこの料理!」みたいなものがハッキリしている作家が少ない(荷風くらい?)ので、取り上げられる食べ物に異論を唱えたくなる文学ファンもいるかも。
    本編以外にも原作者・壬生篤氏のコラムが載っているのが嬉しいですね。

    第2話「再現!正岡子規の“食”」が素晴らしい(結局お取り寄せ意味ないけど)。

    同テーマであれば、嵐山光三郎先生の『文人悪食』シリーズの方が好みです。

  • イメージでは「池波正太郎」って文豪で食べる人のイメージ。
    あんまりよくしらないけどね。。。

    79歳でもカツ丼を食べる文豪とかな。

    太宰治のざるそばとか、
    永井荷風のかしわ南蛮とか、
    芥川龍之介の葛餅とか食べてみたい!

    書く人って食べるよね。
    と、
    思うのはおいらだけでしょうか?!

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著者プロフィール

壬生 篤:作家・編集者。東京都出身、東京都立大学卒。雑誌編集者を経て、現在は江戸・東京の歴史案内・文芸評などを専門に、執筆、編集、劇画原作・シナリオなどを手掛ける。著書に『昭和の東京地図歩き』、『「鬼平」と江戸の町 作品の舞台を訪ねる』(共に廣済堂出版)、『TOWN MOOK 文豪・永井荷風 人生の旅路』『究極版 江戸古地図ガイド』(徳間書店)、コミックス『文豪の食彩』(原作)、『文豪の食彩ビジュアルBOOK』(日本文芸社)など。「文京区+早稲田 文豪ウィーク」を監修、フジテレビ主催「素敵なスマートライフ銀座校」にてセミナー「鬼平と江戸と食」講師を勤める。

「2016年 『池波正太郎を“江戸地図”で歩く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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