- Amazon.co.jp ・マンガ (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784537132052
感想・レビュー・書評
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ここまで緻密に2人の関係を描いたbl漫画は珍しい。何気ない日常描写がジーンときて、途中では号泣した。
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「堪えても涙が落ちるよ3作目」by重森
帯の一句がまんま、でした。我慢できずに涙がポロポロ…
3作の中で一番よかったです。
タイトルも「上司」とか「部下」という表現がなくなり「俺と彼氏」になってるところから現在の親密な関係性が見えてきていいですね。
年下だけど優しくて包容力のある高梨と、素直じゃない意地っ張りだけどかわいいところがあるツンデレ徳永。
一緒に暮らすようになってイチャコラ全開の話かと思ったら、男同士の恋愛をめぐってのさらなるシビアな問題が提起されていました。
愛し合っているのに、誤解が生まれてしまう超シリアスな展開でした。苦悩して葛藤する徳永の心の内を思うと涙が止まりませんでした。
徳永って、言葉にはしないけれど高梨への愛と思いやりがハンパないですよね。一人でもやっていけたのに、今では彼無しには生きていけなくなっています。
そのくせ、彼の将来を考えて自分では幸せにできないのではと不安になってしまったり。
高梨がそんな徳永に、人それぞれの愛の形があって幸せの形があって、ただ一緒にいることが自分の幸せと言葉にしてくれたのがほんとに感動でした。
徳永の家に行ってくれたのも、すごくうれしかったです!
男前で信頼できるすてきな人だと思いました。
徳永も表現は素直じゃないけど、ちょっとした瞬間に高梨への愛がダダ漏れていて胸が熱くなります。
イルカのぬいぐるみとか、ケータイとか、泣かされました…
そんなに好きなんだね…!ってなりました。
ちょっとした瞬間やの表情やしぐさに、ものすごく萌えました。情感の描き方がツボでした。
こんなcp実際にいるはずと思ってしまうリアル感があります。 -
他の方もおっしゃってますが、★がた足らないですよブクログさん!感想を書こうと読み返しては泣き、泣いては読み返してなかなかレビューが書けず、発売日に購入してから何度再読したことか。まさかのシリーズ3冊目、読むことが出来て本当に幸せでした…。
前巻で社内公認カップルの座を確かなモノにした2人。高梨の押し掛け同居から始まり「一緒に広い部屋を借りよう」と、忙しい日々でも時間を見つけて幸せに過ごしていた矢先。高梨に支社へ3ヶ月の出向が命じられます。これには普段ツンツンツンツンデレ、くらいのチカさんもさすがに弱気になり、高梨が出発する直前に初めて自分からキスをして名残を惜しみます。ここまでのチカさん、ひたすらに可愛かったよ(涙)
順調に見えたお付き合いの中で、このお話は地に足を着けたエピソードを盛り込んでくるよね。同棲するためにお互いの貯金を見せあったり、過去にペアリングねだられて冷めていた高梨が自分から指輪の提案したり、実家と距離をとっていたチカさんの背中をそっと押したり。
前巻から語られている『チカさんの中にある“ゲイであることへの罪悪感”』は深く根強く、それを高梨が大きな愛で包んで少しずつ癒していたんだけど。今回はそんな高梨が、チカさんの闇を抉ってしまったんだよね(`;ω;´) これはもの凄く「アカーーーーーーンッ!!!」と叫んでしまった事件だったけど、高梨の無神経さを責めちゃったけど、彼にしたら本当に深い意味はない『一般的な感想』だったんだよね。
チカさんがその『一般的』には入れないマイノリティであることは、実は高梨はそんなに重要視してなくて。将来を軽んじてるって意味ではなくて、本当にただ「一緒にいられれば良い」相手なんだな~と感じられて、すれ違いと喪失、再生と再会に、読みながらただ涙を溢すしか出来ませんでした。
全部を書き出すと終わらないので省略するけど、この作品の中でイルカの役割はとても重要だったね。イルカに注ぐ愛情は、不器用なチカさんの高梨への愛の重さでした。
再び一緒に居るためにいろいろ乗り越える中で、チカさんの傷を癒すリハビリ中の高梨が、本当に本当に良い男になったなぁ~とシミジミ惚れ直したよね(〃´ω`〃) 言動の端々、目線や表情のすべてにチカさんへの愛がこもっていて、読み手の私達まで幾度となく幸せにしてくれました。 チカさんをいっぱい泣かせもしたけど、最後は高梨がいたからこそのチカさんの笑顔が見られて、感無量だったよ…ありがとう高梨。
ナナメグリさんのあとがきがなくてちょっと寂しいけれど、表紙裏まで使った隙間を埋め尽くすような4コマ漫画に、この作品への愛情の大きさを感じました。
表紙の白、結婚式みたいで素敵なデザイン。口絵の社員一同も、まるで式の参列者みたいにキマッています。裏表紙で微笑する古谷さんのラスボス感…あぁ、今度こそ本当にこの人たちとお別れなんだ(泣)
BLで日常をこんなに丁寧で穏やかに描かれる作品、稀有な気がするなぁ。ナナメグリさん、素敵な作品をありがとうありがとう、ありがとうございました! -
シリーズ最終巻。あんまり泣いた泣いた言うのはどうかと思いつつ……何度読んでもボロッボロ泣きます。でも「感動!泣ける!」と言うような派手な言葉が当てはまる本じゃないです。日常の変化に揺さぶられていく心の、痛みや切なさ、強さ、愛など、2人のそんな思いに涙が…って感じです。特に徳永さんの、心が溢れ出たようなモノローグは堪らなかったです。そして最終章がまた本当にいい。そこからの描き下ろしも、2人らしくラストを締めくくっていて感無量です。大好き。
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元々ゲイの徳永さんと部下の高梨のグルグルやらラブラブや
徳永さんのツンデレなところがとっても可愛いくて
大好きなお話です。
特に最初ゲイだと知って徳永さんのことを避けていた同僚たちが
そのことを反省して高梨との関係がうまくいき
徳永さんが幸せになることをみんなで願うようになっているところも
優しさがあってよかった。
ネタバレになりますが・・・
高梨が徳永さんの両親と向かい合った時の
ちかしの親に対する第一声にものすごく泣けてしまいました。
また続きが出るのを待っています。 -
スレ違いがもどかしい…!同じ会社なんだから連絡とれないものなのー?うっかり発言とどうなのー!?川にゴミを棄てるのはダメでしょー!といろいろヤキモキ。今まで見守ってきたのもあり、終わり方としては非常に感動的だったけど、途中は本当にヒヤヒヤしたわ
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涙が出ちゃう。親の話とか止めろやーっていう、すれ違いなお話でした。きちっとまん丸く収まりました。めでたしめでたし。