はじめての俳句づくり ワイド版: 句作の基本からワンランク上の作品の仕上げ方 (実用BEST BOOKS)

  • 日本文芸社
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784537204650

感想・レビュー・書評

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  • 最近俳句入門書を読み漁っているので、内容はほとんど読み知っていることばかりでほとんど走り読み程度だったが、各章の最初に挟んである俳句鑑賞のページが素晴らしかった

    春、夏、秋、冬と四季に分かれて、鮮やかな写真と共に
    秀句と鑑賞ポイントが載っている

    俳句上達の早道は、「多作多捨」と「多読多憶」だと俳人阿波野青畝は語っているらしい

    だからなのかどの俳句入門書にも必ずと言っていいほど
    近代の秀句が載っている
    この句は、他の本でも見たというのも多くある

    プレバトで出てくる現代俳句的なものも楽しいが、詠み継がれてきた秀句は奥が深く、味わい深い
    よく17音にこんな景色が詠みこめるものだと感嘆するばかりだ味わい深い気がする

    ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな        村上鬼城

    噴水のしぶけり四方に風の街        石田波郷

    雁なくや夜ごと冷たき膝がしら       桂 信子

    筆ちびてかすれし冬の日記かな       正岡子規

  • 5・7・5に魅せられた日本語の美しさやはかなさを表す俳句。絶品です。

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著者プロフィール

1945年、横浜に生まれ、東京で育つ。
1987年、月刊俳句結社誌「童子」を創刊、主宰。
第1回「花椿詩の公募賞」優秀賞、第5回加藤郁乎賞、
手島右卿特別賞受賞。
『桃子先生、俳句ここを教えて!』(文學の森)
『増補版いちばんわかりやすい俳句歳時記』(安部元気と共著)
など著書および連載多数。日本伝統俳句協会理事。
NHK「俳句王国」主宰、「俳句甲子園」審査委員長なども務める。

「2022年 『辻桃子の津軽歳時記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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