図解 眠れなくなるほど面白い 社会心理学 集団・社会生活の中の人間の心の本質を探る!

  • 日本文芸社 (2019年8月28日発売)
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感想 : 98
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  • 本 ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784537217148

作品紹介・あらすじ

「社会心理学」は、心理学の中でも重要かつ人気のジャンル。個人同士の協力、競争、攻撃、援助など「他者との関係」、そして集団、組織など個人を取り巻く「社会との関係」をテーマとする「社会心理学」を、わかりやすく、かつ堅苦しくならないように図解・イラストを用いて紹介する。「社会現象と心理学」、「職場における心理学」「社会の在り方と心理学」など、現代日本において興味深く読めるような身近なテーマを立てて、さらにこれまで行われた心理実験と結果など、「心理学」全般の内容を誌面に取り入れて解説する。集団や社会の中の個、対人関係を「心理学」から読み解く1冊!

感想・レビュー・書評

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  • 群集心理や、囚人のジレンマ、アイヒマン実験など、どこかでチラッと聞いたことのある心理学を、文章と図解で分かりやすく説明されています。

    組織や仕事での集団での意思決定に、反対意見を言いにくい状況を作り出さない手段として、1人「悪魔の擁護者」と呼ばれる反対意見を出す人を用意するというのは、すごく勉強になりました。

    どうしても自分の過去を無駄だと思いたくない心理が働いてしまうので、別角度からの人の意見も素直に聞く気持ち、とても大事だと思います。

    自分は一般的だと思いがちで、口ぐせのように「普通」と言ってしまうのをやめなくてはと改めて思いました。

    とても読みやすく、理解しやすかったです。

  • この本に書かれているものの中で、自分に当てはまるような行動があり、このような行動にはこんな名前がついているんだと勉強になったし、自己理解が少し深まった気がしました。

  • 眠れなくなるほど面白いシリーズの本で、眠れなくなるほどに面白いと思ったことがありません。
    社会心理学について図解を交えて説明してあるので、分かりやすいとは思います。

  • 社会心理学、集団心理学についてわかりやすく説明してくれています。
    心理学というよりも雑学に近いので、親しみやすい一冊です。

  • 社会心理学を簡単にざっくりと理解するのに役立つ一冊。サルパンダバナナの分析的思考と包括的思考の差異は異文化理解に役立つし、互恵性利他主義(ギブアンドテイク、自己開示)は人間関係の距離を縮めるのに有効。
    不均衡な状態を解消する方法は、三つ。
    対象に対する態度を変えるか、相手に態度を変えてもらうか、相手との関係を解消するか。バランスが必要なのは、何事にも言えること。
    以前、子どもを褒美で釣る是非について相談された時に、この本の中のアンダーマイニング現象を紹介できたらよかったなと思った。
    また、親に片づけさせたいという子からの相談には、社会的促進と社会的抑制の仕組みが効果的かも。
    他にも、囚人のジレンマやピグマリオン効果、心理リアクタンスなど、知っていると面白いあれこれが解説されていて、入門書としてよい本だと思った。

  • ・自分の解釈は真実だ、正しいと常に思い込みがち。そのバイアスにより判断を誤る。
    ・期待されることで、その予測を実現しようと周囲が奉仕的な態度をとる。
    ┗期待されるような第一印象を残すことによって、期待を支持する情報だけを取得する。
    →第一印象をよくする。

    学びになった理論
    #バランス理論

  • 978-4-537-21714-8
    c2011 (実用-単行本-心理学)¥850E.


    眠れなくなるほど面白い
    図解 社会心理学

    2019/09/10 第1刷
    監修者:亀田達也(かめだ たつや)
    発行所:株式会社日本文芸社
    NDC:361.4.

    目次
    1 社会現象と心理学
    2 組織・集団の心理学
    3 職場における心理学
    4 個人と対人認知の心理学
    5 社会のあり方と心理学
    コラム
    服従の心理
    集団的浅慮に陥らないためには
    第一印象ですべてが決まる?
    素朴なリアリズム
    ----
    ==手にした理由==
    このシリーズはアタリ半分そうでないもの半分
    目次の中で
    文化による違いとは?
    「名著」に徹底してこだわる文化
    など興味を持ったので購入しました。

    ==監修者さんについて==
    1960年生まれ
    現在東京大学大学院人文社会系研究科社会心理学研究室教授
    ------------
    急がないので、積ん読へ移動

  • ミルグラムをはじめとする有名な実験や、〇〇効果など、いろいろな現象を端から簡単に紹介してゆくような構成。
    入門中の入門とでもいいましょうか。
    広く浅く読んで、興味の持ったところをまた深く学ぶということでいいのではないかと。
    とりあえず、眠れないことはないです。

  • 突き詰めてゆくと人間の行動心理ということですね。内容としては行動経済学にも通じるものがあります。実際の実験内容とその結果を通じてどのような行動心理が実在するのかがわかりやすく説明されています。
    近年ヒットした「ヘンテコノミクス」に通じるものもありますね。あちらは佐藤雅彦さんの手によるものだけあって親しみやすくまとめられていましたが、本作はもう少し堅い感じでしょうか。とはいえ図解されている分、いくらか理解の助けになっていますね。
    タイトルに「眠れなくなるほど」とありますが、就寝前の時間に読んだところ、さすがにそこまでは、という感じではありました。日中の疲れもあってか、読んでいるうちに眠気が増してくるのには勝てなかった…。

  • 図解すぎて、おもしろさに触れられない印象を得た。

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著者プロフィール

北海道大学教授

「2010年 『複雑さに挑む社会心理学 改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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