元刑務官が明かす死刑はいかに執行されるか: 実録死刑囚の処遇から処刑まで

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  • 日本文芸社
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784537251357

作品紹介・あらすじ

死刑囚監房、処刑の瞬間、執行官の苦悩…すべてを見てきた元刑務官が公開を許されなかった禁断の真実を初公開。

感想・レビュー・書評

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  • 著者は元刑務官の立場から「死刑制度の存続」「死刑の反対」という一見矛盾することを訴えるのだが、それが本書を読むと苦しいほど分かる。人類が自身への戒めとして、法として掲げ続けていくこと、『制度を残し、執行をさせない努力を刑務官は全身全霊をもって行う』ことが重要であると。

    ところで間に100ページ強さいてあるドキュメントノベル『死刑囚監房物語』(拘置所のよくある問題点をノベル風にしているがモデルがいるとのこと)がなかなかに読ませるのだが、ものすごく続きが気になる。

    看守部長中村は信用が置けるのか?ノンキャリ野間所長の夫婦仲は?死刑囚朴さんとの今後は?などなど超アクの強いキャラ出まくりなのに、格下の見上の最期で終わるというね。

  • 授業中に紹介された本。
    一読すべき本だと思う。

  • 死刑囚が死刑を執行されるまでの過ごし方など、普段耳にすることのない話題が沢山。

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著者プロフィール

1947年生まれ。法政大学中退。67年大阪刑務所刑務官に採用される。以後、神戸刑務所、大阪刑務所係長、法務省事務官、東京拘置所、黒羽刑務所などで課長を歴任。94年広島拘置所総務部長を最後に退官。著書に『死刑執行人の記録』(光人社)、『刑務所のすべて』(文春文庫)、『誰が永山則夫を殺したのか』(幻冬舎)などがある

「2015年 『典獄と934人のメロス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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