「母」のせいで結婚できない女たち

  • 日本文芸社
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本棚登録 : 34
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784537258783

作品紹介・あらすじ

娘の幸せを邪魔するモンスター・ママとのつき合い方!新しい母娘関係が生み出す、これからの恋愛・結婚・離婚のカタチ。

感想・レビュー・書評

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  • 最近娘をコントロールしてしまう母親というのが増えているそうです。
    本作は具体例満載ですが、ナカナカどうしたらよいのか、と思うものが多かったです。
    やはり親離れ、子離れの両方が大切なのかなと感じました。

  • 「母離れできない娘」と「娘離れできない母」が増えている、「母離れできない娘」と「娘離れできない母」が未婚女性の増加につながっている、そういう主張がされています。でもそういった著者の定義で言うところの「モンスターママ」や「かくれマザコン女」を頭ごなしに批判するのではなくて、そういう事実を受け入れながら幸せをつかむ方法もあるとわかりやすく説明している良書かな。

  • 367.3

  • 離婚カウンセラー・岡野あつこ氏と
    くらたまによる「マザコン女性」の分析。
    各章の扉に描かれた、くらたまのイラストがすごくイイ!!!

    ーーーーーーーーーーーーー

    母親の言葉の中に、自分をコントロールするための意図を感じて
    うんざりしながらかわしつつ、
    どうしようもない息苦しさを感じながらも、
    母親を捨てることができなくて…。
    っていうのが母娘関係の問題として、よくある話なのだけど…。
    この本で分析されている女性は、
    「ママが大好き!ママの言葉は絶対的に正しくて、
    ママの言うことを聞いていれば間違いない!」
    と本気で思っている真性のマザコン女性たち。

    こういう女性は
    「美しさ」が女性の価値を上げる事をよく知っているので、見た目がよく、
    かつ素直で苦労知らずだから、男性にモテる。
    だけど、男性が彼女を「かわいい」と思う以上に
    母親のほうが彼女を「かわいい」と思っている。

    手塩にかけてかわいく育てあげた娘は、母親にとって「作品」だ。
    誰からも褒められず、認められず、
    孤独の中で子育てにのめり込んで頑張ってきた母親にとって、
    娘は唯一、自分の存在価値の証明であり、
    空虚な心を埋めてくれる支えなのだ。
    簡単に手放せるはずがない。
    だから全力で娘の幸せを妨害する。
    とりあえず結婚させたとしても、孫を産んだら、
    さっさと離婚させようとあれこれ戦略を練る。
    母親が心の中で願っているのは
    「娘が結婚して出産して孫を連れて離婚して戻ってくること」だ。

    そういう母娘が、岡野あつこ氏の離婚カウンセリングにやってくる。
    こういうケースが近年激増しているそうだ。

    追記ーーーーーーーーーーーーー

    マザコン女性と結婚してしまった男性がすべきことは、
    岡野あつこ氏が言うように、
    義母を立てることが必須なのは明らかなのだけど、
    それだけじゃ解決しない。
    妻と協力し合って、
    義母と義父の間に逆介入して、2人の仲を取り持って、
    夫婦仲良くさせる事だと思う。
    妻は母担当、旦那が父担当。
    お互いを思いやる言葉や愛情のカケラを強引に引っ張りだして、
    美しく脚色してそれぞれに伝えるとかさ。
    長年かけて凍り付いた2人の心を溶かす事ができれば
    みんなが幸せになる。私はそう思う。

    母が娘に異常に執着するのは、
    父との関係が冷えきっているからだ。

  • まずは、自分はマザコン女ではないということだ。
    簡単なテストがある。
    親の事は心配だが依存はしていない。
    ただ、母親は子離れしていない。
    その証拠に、冷たくするとすぐ病気になる。
    子供のようだ。
    いい歳をして、母親をママと呼んだり、手を組むことがあれば
    そうかも。初めの方にテストがあるのでぜひやってみてください。

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著者プロフィール

岡野あつこ(おかの あつこ): 監修立命館大学産業社会学部卒業後、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科修了。自らの離婚経験をもとに、91年に離婚相談室を設立。「離婚しないに越したことはない! 」をモットーに、3万8000件以上の相談を受け、数多くの夫婦問題を解決に導いてきた。夫婦問題研究家(R)、パートナーシップアドバイザー。

「2023年 『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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