面白いほどよくわかる平家物語 (学校で教えない教科書)

著者 :
  • 日本文芸社
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本棚登録 : 30
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784537258813

作品紹介・あらすじ

全段をコンパクトに現代語訳、すらすら読める丸わかり『平家物語』。

感想・レビュー・書評

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  • 分かりやすかった。
    原文と同じ章ごとに、あらすじを書いてくれている。ただ、短い章に関しては、ほぼ原文の現代語訳であるが、長い章になると細かい描写が省略されてしまい、平家物語の原文の美しさは伝わらず、そこは残念だが、原文の併読としては、とても良い。

    多数がなくなる章などは、家系図と誰が亡くなったかなどを書いてくれており、名前の一文字違いの兄弟が多数いる物語なので、ありがたかった。

    後は、各エピソードを基にした能の演目にも触れられており、能の参考として持たれるにもいい本だと思った。

    ただ、時々、元々平家に仕えていたのでと原文では思われる箇所が、平家で働きたいと思っていたのでとなっていたり、対処せよと原文で述べてある意味を取りかねて参考に覗いたら、対処せよとそのまま書いてある、意味がとれないままで解決しない箇所もあった。

  • 図書館で。
    全体の流れがわかるし、歌舞伎などで有名な人物やエピソードの原典はコレなのねぇと勉強になりました。

    それにしても権力者におもねるのは昔も今も変わらないんだな。そして、滅ぶという結果は知っていても中々一度権力を手にした一族ってのは強いんだなってのがわかりました。

    運動会で今も赤と白に分かれて戦うのはこの頃からの流れなのかなぁなんて事も思いました。面白かったです。

  • 平家物語とは、清盛が悪で書かれている物語であり、史実ではない。ってことを踏まえて読もう。
    これ一冊で平家物語がおおざっぱに分かるのは大変ラクチンである。
    平家・天皇・源氏の家系図が多ページに記載されているので、分かりやすかった。

  • 「平家物語」は軍記物語(の最高傑作)なので、恋愛色が薄いから、ちゃんと読んだことがない。これからも、正直読む気はしないが(苦笑)。
    だから、大河ドラマを観ていても、「いま、どの辺まで話が進んでいるのか」よくわからなかったので、手にしてみた。

    TV「世界一受けたい授業」などでおなじみ・金谷先生による、全編の「簡単」なあらすじ紹介本。
    難易度の「簡単」ではなく、簡潔に近い意味の「簡単」。
    私みたいに、とりあえず流れを知りたい人にはいいかも。

  • 分かりやすく読みやすく面白くはない

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著者プロフィール

京都市出身。歴史コメンテーター。東進ハイスクールのカリスマ講師として活躍。
テレビ・ラジオ・講演会にも多数出演。
「日本」と「歴史」に関する解説は、とてもわかりやすいとの定評がある。
著書にベストセラー『日本史B一問一答 完全版』『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』シリーズ(東進ブックス)、『マンガで攻略!はじめての織田信長』(白泉社)、『「米中韓」と日本の歴史』(朝日新聞出版)などがある。

「2021年 『教養として知っておきたい「日本史の200人」一問一答』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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