世界の食文化 (9) トルコ

  • 農山漁村文化協会
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784540032189

感想・レビュー・書評

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  • ロシアとトルコを比べたかったんだけど、私的にはトルコのほうが面白かった。草原民の定着なんだ。何となくイスラム正調という気分でいたけど、そうじゃないのね。油負けするかなあ。おいしそう。

  • 小笠原弘幸「オスマン帝国」に触発されて。興味のある分をつまみ読み。以下、抜粋と雑感。/食材圏の広がり、食材の豊富化は、宮廷の食文化から、一般過程の食卓にも反映。同時代の宮廷の台所の仕入帳の食材の多くが、1600・1640年の公定価格表に現れ、市中でも入手し得たことがわかる、と。/現代のトルコの代表的な料理書のジャンル分けは、トルコ風と西洋風。19世紀末の様式が尾をひく、と。/動物質の香料で強烈な香りのする麝香と竜涎香入りのシェルベット。不可思議かつ強烈な香りを放つ飲み物だったのでは、と。これはぜひ一度試してみたいところ。個人的には。/トルコのラクはブドウから作られる蒸留酒。酒を嗜むムスリムにも、ぶどう酒は神が禁じたが、ラクはムハンマド在世中には存在しなかったからオーケー、と言う人も。どっちもブドウが原料のお酒なのにね、と興味深く思う。/「バクラヴァのかたわらのパイ」というと「はるかに容易なこと」を意味するトルコの決まり文句なのだとか。それだけ手間がかかるから、と。

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著者プロフィール

■石毛直道(いしげ なおみち)
1937年、千葉県生まれ。1963年、京都大学文学部史学科卒業。京都大学人文科学研究所助手、甲南大学講師、国立民俗学博物館助教授、同教授、同館長を経て、2003年、国立民俗学博物館を退官。国立民俗学博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。農学博士(東京農業大学、1986年)。
【主な著書】
『リビア砂漠探検期』(講談社文庫1979; 原本、講談社 1973)/『住居空間の人類学』(鹿島出版会 1979)/『食卓の文明論』(文藝春秋 1980)/『食卓の文化誌』(岩波現代文庫 2004; 原本、中公新書 1982)/『ロスアンジェルスの日本料理店――その文化人類学的研究』(ドメス出版 1985)/『はじまりはトンガ-南太平洋フィールドノート』(平凡社 1988)/『麺の文化史』講談社学術文庫 2006(原本『文化麺類学ことはじめ』講談社 1991)/『石毛直道 食の文化を語る』(ドメス出版 2009)/『飲食文化論文集』(清水弘文堂書房 2009)/『石毛直道自選著作集』刊行中(第1期全6巻、2012年完結/ドメス出版)

「2013年 『世界の食べもの――食の文化地理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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