- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784540032196
感想・レビュー・書評
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イタリア料理の核を「パスタ感覚」と名付け、貪欲にオリエントや東洋、新大陸からの食材を取り込んでこれた秘密がここにあるのだと明かす。経済的な南北問題とは反対に、南で生まれたパスタ、野菜をゆたかに使う料理文化が北を征服したと説く。
イタリアが都市国家からいまの形態に統一されたのは1861年。そんなに昔のことではない。イタリア統一時に「イタリア語」を話せるのは2.5%にすぎなかったという。そこに料理の面から「統一」をあとおしした近代イタリア料理の父ペッレグリーノ・アルトゥージを扱った一節がとくに興味深かった。 -
現在まだ刊行中のシリーズの一冊ですが、広告を見たときにこれは全部買いだろう!と15冊全部まとめ買いしているので、届くのを楽しみに待っているのですvアメリカ編とか中国編とか、ドイツも面白かった〜。書いている人で買ったので、まずハズレはないですよ。イギリス編を物凄く楽しみにしているのです。うふふふ。
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これは面白いぞ.くっだらないグルメ話は全く出て来ずに,本当の食「文化」論になっている.そして,イタリア食文化の中核として「パスタ感覚」という,極めてわかりやすい概念を提示して古代から現代までのイタリア料理を鮮やかに分析してみせる手並は名人技.