世界の食文化〈19〉ロシア

  • 農山漁村文化協会
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本棚登録 : 47
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784540050084

作品紹介・あらすじ

イワン雷帝の贅沢三昧、怪僧ラスプーチンの質素な食卓。ユーラシア大陸の真ん中にあって、アジアとヨーロッパの食を貪欲に呑み込み、めくるめく多様さを見せるロシアという大テーブルの饗宴。

感想・レビュー・書評

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  • ロシア料理を文化背景や歴史的視点からも見られて面白かった。

  • ウクライナに行ったときにわからなかったことや、インターネットで調べていても出てこなかった料理のこととか、その起源までかいてあってとっても勉強になった。
    いやーよかった。

  • おすすめ資料 第26回ロシアの「食」から「文化」を知る(2007.5.25)
     
    ここ数年「食育」の重要性が叫ばれ、「食育」についての図書が多数出版されています。
    確かに「食」は人生において大きな比重を占めています。

    このシリーズの監修者石毛直道氏によりますと、「食は文化を映す鏡である」。
    このシリーズが目指すところは「台所と食卓から世界を読み解く」。
    ですから、各地域の食生活の紹介にとどまらず、宗教・歴史・文化などさまざまな観点から述べられています。
    「第19巻ロシア」の著者は、沼野充義、沼野恭子両氏です。
    文学者の著作ですので、「プーシキン」や「ゴーゴリ」、「ブーニン」などの文学作品からの引用も豊富です。

    ところで、ロシア人の家庭に招待されると、料理は「ザクースカ」と呼ばれる前菜、第一の料理スープ(代表はボルシチ)第二の料理(肉料理が主です)、デザートと順番に出ます。
    ―「フルコース」と呼ばれるこの方式は一般にフランスのものと思われていますが、こうした料理の出し方はロシアが本家本元でロシアからフランスに伝えられたものだという―とこの図書に記載されています。
    また、ソ連時代の都会に住むロシア人の慢性的な食料不足を救ったとされるダーチャ(日本語に訳すと「別荘」ですが高級なイメージとは異なり、実質的には大都市近郊の「家庭菜園」)にも言及しています。

    奥深いロシアの「食」の世界に一度旅してはいかがでしょうか?

  • あまり触れられないロシアの食文化について
    「ロシアは複雑で矛盾に満ちている」

  • ロシア及び、その周辺の国々の食文化について、学術的に書かれた本で、読み応えがあります。

    〈読了:2009.8〉
    〈所在:図書館(067200601217)〉

  • 大学図書館にあったので暇つぶしのつもりで手にとってしまいました。
    だけどその割に内容が濃くて読みやすかったです。
    多分・・・ロシアに興味無い方にはまったく面白くないと思いますが・・・。

  • 時々拾って読んでいる「世界の食文化」シリーズだが,今回はメシが不味いので有名な英独,そして,常に是非相半ばする微妙な立ち位置のロシアを連読.ドイツ料理に関しては,著者は「ドイツ料理は決して不味くない」と,あれこれデータや御馳走の例を挙げて力説するのだが,これが語るに落ちているというか,力説すればするほど到底美味そうに思えない料理ばかりが出てくるあたりが非常に面白い.普段食ってるものが美味そうに思えなきゃ駄目だと思うぞ.

    英国もそれは同様で「なぜ英国の料理は不味いのか」という章をわざわざ設けて一説ぶっているのだが,挙げられている理由は,ヴィクトリア朝におけるスノッブなマナー偏重,料理内容について云々するのは無作法だという堅苦しさなどで,甚だ説得力に乏しいのも笑える.食事中に会話を楽しむ習慣がないのは英国に限ったことではなく,それを言うなら最近までの日本だってそうである.どちらも申し合わせたように食料統計が多いのも興味深いところで,要するに,統計に代表される理屈が多いという事は,料理そのものに魅力が乏しいということを意味するのかも知れない.

    一方ロシアは,名文学者にしてロシア通の沼野をもってしても広大過ぎて持て余しているような印象.確かにあの国は一冊でくくってしまうには無理があるのかも.食文化を依って立たせているものが地方によって違い過ぎるものなぁ.

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著者プロフィール

1954年東京生まれ。東京大学教授。著書に『亡命文学論 徹夜の塊』『W文学の世紀へ 境界を越える日本語文学』など、訳書に『ナボコフ短篇全集』(共訳)、ブロツキー『大理石』、レム『ソラリス』など。

「2017年 『ロシア革命100年の謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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