- Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
- / ISBN・EAN: 9784540050084
作品紹介・あらすじ
イワン雷帝の贅沢三昧、怪僧ラスプーチンの質素な食卓。ユーラシア大陸の真ん中にあって、アジアとヨーロッパの食を貪欲に呑み込み、めくるめく多様さを見せるロシアという大テーブルの饗宴。
感想・レビュー・書評
-
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB00143814詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ロシアの食文化について昔から現在まで書かれています。とても興味深かったです。
-
ロシアとトルコを比べたくて読んだんだけど。書きぶりは著者ごとに結構違うのね。ビーフストロガノフが正調ロシア料理になっているわりには国境のリゾート地で生まれていたり、帝政時代の荒っぽい話が出ていたりでいろいろ面白かった。日本はこういう豪奢を競う話が少ないなあ。
-
ロシア料理を文化背景や歴史的視点からも見られて面白かった。
-
ウクライナに行ったときにわからなかったことや、インターネットで調べていても出てこなかった料理のこととか、その起源までかいてあってとっても勉強になった。
いやーよかった。 -
おすすめ資料 第26回ロシアの「食」から「文化」を知る(2007.5.25)
ここ数年「食育」の重要性が叫ばれ、「食育」についての図書が多数出版されています。
確かに「食」は人生において大きな比重を占めています。
このシリーズの監修者石毛直道氏によりますと、「食は文化を映す鏡である」。
このシリーズが目指すところは「台所と食卓から世界を読み解く」。
ですから、各地域の食生活の紹介にとどまらず、宗教・歴史・文化などさまざまな観点から述べられています。
「第19巻ロシア」の著者は、沼野充義、沼野恭子両氏です。
文学者の著作ですので、「プーシキン」や「ゴーゴリ」、「ブーニン」などの文学作品からの引用も豊富です。
ところで、ロシア人の家庭に招待されると、料理は「ザクースカ」と呼ばれる前菜、第一の料理スープ(代表はボルシチ)第二の料理(肉料理が主です)、デザートと順番に出ます。
―「フルコース」と呼ばれるこの方式は一般にフランスのものと思われていますが、こうした料理の出し方はロシアが本家本元でロシアからフランスに伝えられたものだという―とこの図書に記載されています。
また、ソ連時代の都会に住むロシア人の慢性的な食料不足を救ったとされるダーチャ(日本語に訳すと「別荘」ですが高級なイメージとは異なり、実質的には大都市近郊の「家庭菜園」)にも言及しています。
奥深いロシアの「食」の世界に一度旅してはいかがでしょうか? -
あまり触れられないロシアの食文化について
「ロシアは複雑で矛盾に満ちている」 -
ロシア及び、その周辺の国々の食文化について、学術的に書かれた本で、読み応えがあります。
〈読了:2009.8〉
〈所在:図書館(067200601217)〉 -
大学図書館にあったので暇つぶしのつもりで手にとってしまいました。
だけどその割に内容が濃くて読みやすかったです。
多分・・・ロシアに興味無い方にはまったく面白くないと思いますが・・・。