世界の食文化 10

制作 : 大塚 和夫 
  • 農山漁村文化協会
3.75
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本棚登録 : 52
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784540060038

作品紹介・あらすじ

砂漠と石油とイスラーム?思い込みを一掃する、豊かな食卓。多彩なパン、香ばしい肉料理、新鮮な野菜、お菓子とコーヒー。戦争よりも、美味しいものを。対立よりも、食べ物をめぐる対話を。ご馳走は、諍いを鎮めます。

感想・レビュー・書評

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  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99005430

  •  今場所、エジプト出身の大砂嵐が十両昇進で話題になっている。その大嵐は、イスラム教徒で、ちょうど3日目からラマダン(断食月)に入る。断食と言ってもずっとではなく、夜になると食べる。しかもいつもよりもたくさん、豪華な食事、スイーツを食う。

     そんなアラブの食文化をテーマに書かれたのが今回の本だ。アラブと言っても広い。西はモロッコから東はイラクまで。あのイランは、ペルシャという事でアラブといっしょくたにされることを嫌うそうだ。何と言ってもペルシャ帝国の誇りがあるからなあ。

     日本でもおなじみになってきているシシケバブ料理。羊肉、牛肉、鶏肉を使った肉や野菜を串刺しにした料理。東京だと、移動車で販売している姿を見かける。その他にも、クスクス料理。小麦粉をベースとして作る粉食、あるいはその食材を利用して作る料理を指す。去年初めて気づいて行ってみたレバノン料理。

     この本では、一般家庭の食卓、町の飲食店の様子が書かれていて普段知ることのないアラブ地域の職に触れることが出来て興味深い。巻頭では各地の料理の写真が載っている。

     それにしても、アラブ地域の職を扱った飲食店がある東京は、食のテーマパークと言える。成長戦略の1つとして、東京自体を職のテーマパークとして海外に向けて情報発信してもらいたいくらい、すでにコンテンツはそろっている。点在しても、いろいろな場所に行って楽しめます。東京の様々な姿を堪能しながら食を楽しむというコンセプトで宣伝していけば、外国から食いしん坊が大挙してやってくると思う。

    大砂嵐に関するサイト

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E7%A0%82%E5%B5%90%E9%87%91%E5%A4%AA%E9%83%8E

  • 383.8
    Se-22
    10

    2007/09

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