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Amazon.co.jp ・本 (36ページ) / ISBN・EAN: 9784540072826
作品紹介・あらすじ
たった2本の棒で、はさむ、つまむ、切る…なんでもできる箸。日本とアジアの箸文化のちがい、手の大きさと長さの関係から、削って蜜蝋で仕上げるマイ箸づくり、趣のある梅小枝の箸づくり、箸づかいのマナーまで。
みんなの感想まとめ
テーマは、箸を通じて日本とアジアの食文化の深さや、環境意識の高まりに焦点を当てています。読者は、箸の使い方やマナー、さらには自分専用の「マイ箸」を作る過程に興味を抱き、特にその工程が詳細に解説されてい...
感想・レビュー・書評
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絵本の体をなしているが、膨大な情報量とg膨大な文字数。
お箸というと「持ち方」を真っ先に連想してしまうが、この本では省かれている。
その分、使い方の「べからず集」が載っている。
世界の食文化と食べ方から始まり、箸をあやつるアジアの食文化圏の解説、日本における箸の文化の歴史、そして「マイ・箸」を持とうと話は展開して「箸の作り方」に行く。
材料と道具も載っているが、手順は写真入りだ。ここはかなり詳しい。
そして日本食がなぜ箸に向くのかという流れに。
子供の頃に「夾竹桃の枝で箸を作って食事した兵隊さんが、その毒にあたって亡くなった」という話を祖父から聞いたのを思い出す。
以来、夾竹桃を見るたびに少し怖かったのだが、それ以上に自前で箸を作るということに興味津々でもあった。
かつてはそれが当たり前だったのかもしれないし、毒のある樹木について知識もあったのだろう。
本の中にはもちろんそれも登場する。
巻末には「もっと詳しい解説」という4ページがあり、ここまで気は抜けない。
いや、もう、本当にクオリティが高くて勉強になることこの上なし。
このシリーズを出している「農文協さん」には、とても足を向けて眠れないな・笑。
読み聞かせには不向きだが、読み物としてとても読みごたえがあるし、「食」について、あるいは「食文化」についてのブックトークに使えそう。
読まずにいるともったいない一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
8月4日 箸の日 にちなんで選書
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近頃のマイ箸、マイバックなどのエコ関連商品に(懐疑的な意味で)興味があったので手にとった。割り箸と言えば通常間伐材を利用しており、環境破壊どころか無駄のない木材利用と思っていたが、中国製の割り箸は(不届きにも!)間伐材ではなく木を丸ごと使用していると聞き、マイ箸ブーム是か非か検討するために見つけたのがこの本。自分専用の箸を大事にするという日本文化に(比較文化論的に)触れながら、マイ箸をつくってみようといざなっている。自分の手にあったオリジナルの箸もそれはそれでいいのだが、箸の工程を見ていて思ったのは割り箸を再利用すればいいんじゃないかということ。わざわざ高価な塗り箸を買うのなら、未使用の割り箸を使う前からロウか油かつけて耐久性のある箸にすればリユースできるじゃないかと。ただ漆や油は結局いい値段するし、塗り箸も安価に大量生産されている今では、割り箸の廃棄量が消費社会の全体からしてどれだけの重要度をもっているのか疑問な感じもしたりして・・・、リサイクルやリユースについて考えるとかなり空しくなってくる。
つちはしとしこの作品
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