いのちのしずく: “コタンの赤ひげ”高橋房次物語

著者 :
  • 農山漁村文化協会
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  • Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784540091537

作品紹介・あらすじ

房次が歩いていると、子どもたちが「院長さんだ!」と喜んであいさつする。町民の誰からも慕われた町医者・高橋房次。大正から昭和にかけて、北海道・白老の地でアイヌも和人も差別せず貧しい人からは治療代もとらなかった。やさしく、頑固な生き方がいま、よみがえる-。

感想・レビュー・書評

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  • 町民の誰からも慕われた町医者・高橋房次。大正から昭和にかけて、北海道・白老の地で、アイヌも和人も差別せず貧しい人からは治療代もとらなかった。(カバー折り込みの紹介文より)

    赤ひげのような人生の実情を知る本として良い本であることはもちろん、アイヌ差別の事実を知る上でも良書だと思います。それに怒った高橋先生、すばらしいと思いました。

  • 川嶋/康男
    ノンフィクション作家。北海道生まれ。札幌在住。『大きな手 大きな愛』(農文協)で第56回産経児童出版文化賞JR賞(準大賞)受賞

    「房次が歩いていると、子どもたちが「院長さんだ!」と喜んであいさつする。町民の誰からも慕われた町医者・高橋房次。大正から昭和にかけて、北海道・白老の地でアイヌも和人も差別せず貧しい人からは治療代もとらなかった。やさしく、頑固な生き方がいま、よみがえる―。」

    はじめに-その名を高橋房次という
    1 白老アイヌコタンへ
    2 母の愛を胸に医師を志す-房次の生い立ち
    3 愛する家族とともに
    4 白老の若者たちとともに
    5 ホロケナシの拓殖医-困った人たちに手を差し伸べる
    6 白老の病院で
    7 普段着の院長さん-現代版「赤ひげ」
    8 房次流「医の心」
    9 ありがとう院長さん

  •  北海道・白老のアイヌコタンで、アイヌの人はもとより、富める人も貧しい人も分け隔てなく、病にかかった人たちと向き合った医師・高橋房次(明治15年~昭和35年)

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著者プロフィール

ノンフィクション作家。北海道生まれ。札幌在住。主な著書に、『永訣の朝』(河出書房新社)、『凍れるいのち』(柏艪舎)、『100年に一人の椅子職人』(新評論)ほか。『大きな手 大きな愛』(農文協)で、第56回産経児童出版文化賞JR賞(準大賞)受賞。

「2020年 『ラストアイヌ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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