新型コロナ 19氏の意見 われわれはどこにいて、どこへ向かうのか (農文協ブックレット)
- 農山漁村文化協会 (2020年5月14日発売)


- 本 ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784540201370
作品紹介・あらすじ
新型コロナのパンデミックが急速に拡大するさなか、この未曾有の事態をめぐって19人が寄稿。ウイルス学や感染症学をはじめ、医療人類学、文化人類学などの研究者、海外の辺境の地を取材するジャーナリストや探検家、医師や食生活研究家、そして農家……。各分野で活躍する19人が多角的・複眼的な視点から、新型コロナとそれがもたらした社会現象について論じる。この感染症とその影響が急速に広がる原因となった社会や経済システムの脆弱性にも目を向け、そこに新型コロナ禍という大きな災厄を希望に変える手がかりを見いだす。
感想・レビュー・書評
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新型コロナとそれがもたらした社会現象について、分野の異なる19人の識者が多角的・複眼的な視点から論じている。日本で最初の緊急事態宣言が発せられた2020年4月時点の先行きがまったく見えない状況の中での寄稿となっている。約1年たった現在でも参考になる意見は多い。
印象的だったものをいくつか挙げてみると、ペストがヨーロッパ社会に与えた影響、医学的判断より政治的判断が優先する政策決定、「アンサング・ヒーロー」は日本語に同義語がないこと、「主観的に努力したつもりでいれば、客観的に悲惨なことになっても、責任を問うべきではない」という日本的な奇習、ユーラシア大陸とアメリカ大陸の疫病の違い、などがある。
一方で、経済的な考察は良い意味で現状と方向性を異にしているが、当時は自分もそう思ったので、この手の予測がいかに難しいが改めて認識できる。 -
498/ノ/
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新型コロナとそれがもたらした社会現象について、ウィルス学、哲学、文化人類学等、多角的な視点から論じている。
[NDC] 498
[情報入手先] 本校蔵書
[テーマ] 令和2年度第2回備前地区司書部会/フリーテーマ -
498.6||No
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東2法経図・6F開架:KW/2020//K
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20/05/23。
著者プロフィール
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