- Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
- / ISBN・EAN: 9784540920042
作品紹介・あらすじ
すべてのものに神宿る。古老たちが語った清廉な食文化の全貌。
感想・レビュー・書評
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結局いろんなところで買いそびれた罠・・・。
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猫丸(nyancomaru)さん何だか素朴そうで良いですね!何だか素朴そうで良いですね!2013/01/10
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アイヌの人々がどんな食材をどんな方法で食べてたいたか、冬に備えていかに膨大な作業をしていたかわかる本。単なる料理本ではなく、生活史としてとても興味深いものでした。
アイヌ女性からの聞き取りでまとめられているので、狩猟よりも山野草の採集や畑作、保存食づくりの話が中心。詳細な作り方や写真もわかりやすい。ひとつの食材が何を指すものかを特定するのに数年かかったなど、並ならぬ苦労が偲ばれます。今では想像がつきにくいですが、食べるための営みが日々の生活の大きなウエイトを占めてたんだなと改めて気付かされました。語ってくれた女性たちの生い立ちや、巻末のウェペケレも良かった。
ゴールデンカムイを読んだ人ならとくに楽しく読めると思います。(コミックの巻末に参考文献として挙げられています)
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アイヌ料理の情報を求めて手に取ったが、料理だけでなくアイヌの生活について幅広く丁寧に聞き取りされていた。食べ物を干して保存する技術がたくさん紹介されていたので、どれか試してみたい。 巻末のウエペケレは特に印象深く、年老いた両親の世話をどうするかといった普遍的な問題や、善良で実直な性格を良しとする価値観に触れることができ、謎に包まれていたアイヌの姿がグッと鮮明になって以前よりも身近に感じられるようになった。
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文献としても歴史書としても、そして北の料理本としても、本当に素晴らしい内容です。料理レシピとインタビューを通して、アイヌ文化に触れる事ができました。
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いろいろ、全く知らないのだなぁと。
非常に興味深かった。巻末の聞き書も含めて、異文化を覗き見させてもらった。