品質管理心得帖

著者 :
  • 日本規格協会
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784542501140

感想・レビュー・書評

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  • 【星:4.0】
    タイトルのとおり品質管理にあたっての「心得」についての本と感じた。

    内容は以下のとおりで、品質管理そのものの話よりも、前提として持っておくべき心構え、そもそもの考え方がメインとなっている。
    したがって、品質管理・QCの根底にある事柄を学ぶのに良いと思う。
    【構成】
    ①なぜ日本製品はよくなったか
    ②品質管理の源は人
    ③新製品開発
    ④パイオニア精神
    ⑤チャレンジ精神

    また、著者は日本の品質管理のパイオニア的存在であり、日本で品質管理が広まるきっかけとなったデミング博士の講義開催の経緯、またそれ以前の日本の品質管理についてなど他の本では書かれていない内容がとてもリアルに書いてあるのも個人的に良かった。

  • えらく古い本(81年)だったけど、仕事柄読んでみた。
    いろんあ考え方が参考になった。

    ・何でも楽しまないと損だ。
    ・二つの品質
      ①狙いの品質・・・会社のトップサイドにおける責任
      ②出来映えの品質・・・作業員の責任 =目的品質(=検査法=測定と良否判断)
       cf. 中間管理職の責任は=狙いの品質を、作業員一人ひとりにまで分配すること
    ・「皆なで一緒にやろうではないか」という思想を持って頂きたい
    ・品質管理の源は人質管理なり
      日本人は探究心が強い
    ・仕事というのは大いに面白くなければいけない
     そのためには、その人の創造力できるだけ働かさなければいけないわけで、
     ここに意欲の根本がでてくるわけです。

       愛情→社会性→喜ばれる→モチベーション→働く→
                 ↑             ↓
                  ←←←←←←←←←←←←


       創造性 → 責任 → 意欲 ※ポジティブ フィードバック

    ・楽観的に考え、探求的精神を
     「おれは、ついている、これからもついている」と、楽観的に考えるべき。
    ・反省こそ品質管理の基本
      教育・・・教と育は違う
       教:ロジックでいける分しか教えることはできない
       育:むしろ「体験」。
         ノンロジック部分を体得させてみること。
    ・責任者というものは、事件が起こってから責任を負うというのではなく、その前に負うもの。

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