ほっとする老子のことば―いのちを養うタオの智慧

著者 :
  • 二玄社
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本棚登録 : 58
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784544051292

感想・レビュー・書評

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  • 老子はタオイズムという母親中心の母性社会に根ざしている。

  • 読みやすい、分かりやすい。
    分かっていること、知っていること、を綴っているのだけど、忘れていこと、何度読み返しても身に着かないこと、が書いてある。

    時々、取り出して読み返してみるのが良い本。
    短い時間で読めるしね!

  • P23
    山は静かに空間を抱きしめ
    水は動いて時間を刻む
    山は天上の意志を迎え
    水は地上の情念を養う
    谷はこのふたつのダイナミズムを
    受けいれる
    巨いなる虚の器だ
    -------------------
    P25
    入ってきたものが
    流れ去る時には
    空間は黙ってそれを見送り
    また次の「新しいもの」が
    流れ込むのを許して、
    静かでいる
    -----------------
    P128
    若い時には社会でよく働いて
    生活が安定したら
    社会から少しずつ自由になって
    今度は自分中心の生活を楽しむ

    P128
    大切なのは
    人生のポイントでそれを見つけるか
    --------------

  • タイトルどおり、実際にほっとする一冊。ネオリベラリズム真っただ中を生きる現代人は全員、目を通したほうが良いと思う。

  •  老子は古代中国の哲学者です。この本では老子の著書と伝わる『老子道徳経』の中の言葉を、噛み砕いた形で非常にわかりやすく説明してくれます。今日、我々は物質的に満ち足りた生活をしています。だからこそ、無欲、知足、自由、不争といった老子の思想が必要なのでは、と教えてくれる一冊。 また項目ごとに、著者鹿島祥造の墨彩画が楽しめるのも魅力。

  • あいだみつを臭がする画文集
    器は空であってこそ役に立つ
    ※論語だと、君子は器ならず

    陰陽の調和
    今の自分に満足し、それを本当の富とする
    知足、不争、無為=作為をしない
    タオの動きに一番近いのは水
    上善如水

  • わたしは、頑固だから「老子」ではなく「加島先生」を尊敬する。

    大学の恩師から手紙つきで届いたこの本。
    読み始めたら10分足らずでスラスラ頭に入ってきて同感して気持ちいい。

    だから、わたしは孤独なんだ…と更に納得させられる。

    と同時に、退職したサラリーマンが暇になって思い知らされることを
    今、わたしは焦って悟っていて


    これからの人生、長いなぁ〜と、気が遠くなる。


    「温故知新」という熟語があるけど


    今は「温故過ぎる人」と「知新すぎる人」の中で摩擦が起こっていると私は、考える。

    どっちにも属さない人が困っていると…

    その、「温故」と「知新」を繋いでるのがこの加島先生の言葉。


    だけど、なかなか常識ある人たちに理解されない感じがする。

    そんな、先生が言う理想がいつかくるのだろうか…


    わたしは来ないと思う。

  • あなたのいる社会もたかだか社会で
    生きている世界のほんの一部にしかすぎない

    という言葉があったのですが
    この一言さえあれば
    どんなときも頑張れる
    そんな気がしました

    老子?難しそう‥といった人が最初に手に取ると良い本かもしれません
    心が折れそうな時に読むのも良いですね

  • タオイズムについて知りたくて読書。

    老子の思想をタオイズムと英語では呼ぶそうだ。老子、または老荘思想は、現代の日本へもっとも大きな影響を与えた思想と言われる。いわゆる日本人らしさが確立したのは、江戸時代中期とされるが、そこへ大きな影響をあたのだろうと推測される。

    自然との調和。争いを好まない。ありのままを好む。白黒はっきりさせずに曖昧にする。作り笑顔でごまかす。

    合気道など道がつく武道にも大きな影響を与えているのだと稽古すると実感する。

    目に見えない何か大きな力さに支えられていることに感謝する。地に足をしっかりと着け、頭の上から氣のようなものと宇宙とつながり、調和している。

    清々しい静けさ、落ち着き、心を空っぽにする。

    こんな状態を作れるように生活の習慣を変えてきたいと思う。

    上記の状態へ近づくためにもっと自然に接し、季節のものを楽しむように心がけたい。

    2か月ぶりの読書。読書で、自分の心を整え、精神を図太くするためにも読書習慣を再び定着させたい。

    読書時間:約15分

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著者プロフィール

一九二三年東京・神田生まれ。早大英文科卒。『荒地』同人。
米国クレアモント大学院留学。信州大学、横浜国大、青山短
大で教鞭をとる。詩人、翻訳家、英文学者。フォークナーそ
の他の英米文学の翻訳・研究から、『老子』のタオイズムに
親しみ、自然と交流するタオイストとなる。伊那谷に居を転
じ、詩作、著作のほか墨彩画を手がける。詩集に『晩晴』『
放曠』。著書に、英語版からの自由な翻訳を試みた『タオ・
ヒア・ナウ』(PARCO出版)『老子』全訳を収めた『タオ――老
子』(筑摩書房)『肚――老子と私』(日本教文社)『いまを生き
る』(岩波書店)『荘子ヒア・ナウ』(PARCO出版)『求めない』
(小学館)ほか多数。

「2007年 『静けさに帰る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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