猫のように生きる: からだで感じる生きかた指南

著者 :
  • 二玄社
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本棚登録 : 12
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784544051384

感想・レビュー・書評

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  • どんな本を目指して作ったどんな本なのやら。

  • 簡にして要、ページ数は少ないが内容は濃い。
    釈迦は、偉大なカウンセラー。
    ことばで考えるのではなく、「からだがわかる」生き方が、坐禅の真髄。
    奈良時代を想え。
    宗派に属し、坊主というスタイルは継承しているけど、宗教家にあらず。

  • チェック項目12箇所。忙しい日々のなかでは、なかなか自らの命を見つめることは難しいものです、また、ちょっとしたことにも悩んだり、怒ったり、落ち込んだりとめまぐるしく心は揺れ動くこともあるでしょう、そんなとき板橋禅師匠のやわらかな言葉に耳を傾けてみると、すっと心が静かになる道が見えてくるかもしれません。今の世の中では、お坊さんは職業の一種だということになっていますが、本当はそうじゃない、お坊さんというのは修行をするための道なのですよ。おそらく、良寛さんのように子どもと遊んで、無欲恬淡と生きた人は今までたくさんおられたでしょうが、とにかく悟りを開いておられたところが絶対的な違いです、それを文字や詩に表現できたから、今日まで伝わっているのでしょうね。その人の立場や人間性によって、人のはたらきはそれぞれ違いがあります、良寛さんはお寺を持つこともなかったけれど、書や文章などが残っていて、今も多くの人に慕われています、道元禅師は大本山永平寺を開かれた崇高な祖師として尊敬されていますね。Q.今、禅師様に悩みはありますか?  悩みはないですね、お腹が痛いとか、そういう苦しみはあるでしょうけど、悩みはないねぇ。ひとりでは節制はできないですよ、規則正しい生活を送っていると、自分に締まりがでてきます、そして、身心ともに健康であることを、じかに感じますね。どんなことでも一流になった人は、言葉を使わないですよ、はじめは「こうすればこうなるんだよ」と教わるけれど、熟達すれば自然に手が動くようになるのでしょう、そうなると「どうしたらそんなに上手に手が動くの?」と聞かれても、「自然と手が動くんだよ」としか言えない。仏教とは、一言でいえば、「大自然のなかにごくあたりまえに息づいていること」と言いたいね。Q.解脱(悟り)とはどういうことですか? 「このままでよかったのだ」と気づくことですね。最近の日本はモノが豊かになり、時間的ゆとりが出てきました、それで人は、いろいろ考えたり、喜んだり、悩んだりすることが多くなりました、これを文明というのでしょうか。「生きている」ということは、「今、ここ」に現実があることをいいます、「今、ここ」の実感をおろそかにして、頭のなかで、あれこれ考えるくせがついてしまったのが現代人です。私は敢えて叫びたいです、「奈良時代を思え」と、質素な生活ほど精神性を深めます、再び良寛さんや二宮尊徳のような質素な暮らしが重んじられる時代が必ずやって来るでしょう、それが日本人の底力だと思っております。

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著者プロフィール

1927(昭和2)年宮城県生まれ。海軍兵学校76期。東北大学卒業。1953(昭和28)年、渡辺玄宗禅師について禅門に入る。その後8年間、井上義衍老師に参禅し、修行する。福井県武生市・瑞洞院住職、石川県金沢市・大乘寺住職などを歴任し、1998(平成10)年、神奈川県横浜市・大本山總持寺貫首、曹洞宗管長に就任。2002(平成14)年、貫首、管長の公職を辞し、石川県輪島市・總持寺祖院住職を経て、現在、福井県越前市・御誕生寺住職。「ねこでら」として観光スポットになっている。

「2017年 『心配しなさんな。悩みはいつか 消えるもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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