フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!

著者 :
  • 白水社
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本棚登録 : 148
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560002834

作品紹介・あらすじ

大事なとこ、必要なとこだけスバッと!コムズカシー文法用語にサヨナラ。部分読み&通読、両用タイプ!あなたの「?」をカイケツするQ&Aコーナーもワクワク。いつしかフランス語の世界に身をゆだねてしまう、楽しさいっぱい、必要最小限の「ルール・ブック」。

感想・レビュー・書評

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  • 本著のタイトルに惹かれて読んでみた。

    入門書としてはかなり読みやすいものだ。しかもこの参考書のウリは講義録風な所なのだが、ただの口語体になっているだけでなくフランクな口語体になっているのだ。

    これなら超親しみやすいから勉強し易いし!!(←こんな感じ?)

    具体的な内容については私は詳しくないのでノーコメント。しかし読んだ限りでは大学のテキストよりもわかりやすい説明書きが多かったと思われる。読んでいて詰まった記憶がありません。タイトルは伊達ではないようだ。

    フランス語初級文法の復習をしたり確認するのに手軽ながらもそこそこ適する一冊。

    フランス語をやっていなくても試験がなくてもフランス語に興味がある方には一読を勧める。

    残念ながら本著のみではレベルアップはやはり厳しい。あくまでもフランス語への抵抗感をやわらげるクッションとしてどうぞ。

  • 4.00 美本

  • 語学書なのに笑える、両立することは不可能と思われるが清岡センセイは楽々と(にみえる)やってのける。入門段階の文法はこれだけで十分。ある程度の知識を持ってからこの本を何度も通読するとじわじわと理解が深まります。頭の中がすっきりするんです。

  • 細部まで緻密に学習する人向きではないですが、初中級レベルの人が最後まで楽しく続けられる本。独学は疑問が湧いた時に質問できないのが難。この本では、ライブ授業のような語り口で、学習のコツ、よくある疑問と答などが語られ、納得して進めます。仏語は、アフリカ諸国、カナダ、スイス、ベルギーなど約30か国で公用語。国際社会で広く使われている言語のひとつです。まずは気軽にお試しあれ。
    (注?)著者のテンションが常時極めて高いので、頑張ってついて行きましょう…。

  • ボリス・ヴィアン『うたかたの日々』の記事にも書きましたが、私の専攻はそもそも仏文学でありました。中国語ではありません。
    しかし恥づかしいことに、現在にいたるまで、とてもフランス語が「身についた」とは言へないのであります。テレビのニュース映像などで、サルコジくんが話してゐるのを聞いてゐても、もう半分以上は理解できない情けなさ。学歴詐称と非難されても仕方がありますまい。
    一発もう一度入門から始めてみるか! と考へたりもしますが、変なプライドみたいなものが手伝つて、少し背伸びをした教本ばかり読んでしまふ。かういふ人は案外多いのではなからうか。

    そこで、読み物として表題の本をとりあげることにしませう。どうでせうか。
    まづ著者の清岡さん(父親は詩人の清岡卓行氏ださうです)は、「フランス語」とは言ひません。徹頭徹尾「フラ語」で通します。
    完全な話し言葉で語りかけます。語学春秋社の学習参考書「実況中継シリーズ」をさらに柔らかくした感じです。ギャグも飛ばします。
    さらに発音記号を廃して、カタカナで発音を表現するといふ、賛否ありさうな手法。まるで「フランス旅行会話ポケットブック」みたい。(そんな本はないけれど)

    全体の構成は従来の初級文法書を踏襲してゐて、条件法・接続法のさはりを説明して終りです。
    大学でフランス語を専攻しながらものに出来ず、再学習を目論んでゐる人には取つ付きやすいでせう。
    つまりある程度予備知識を有する人が読むと、「ああ、さういふ訳なのか」と一人頷くことができる入門書であります。
    同著者には、「フラ語」シリーズ『フラ語練習、楽しいだけじゃだめかしら?』『フラ語動詞、こんなにわかっていいかしら?』『フラ語ボキャブラ、単語王とはおこがましい!』『フラ語デート会話、恋ってどんなものかしら?』があり、それぞれのテーマで気になる人は読んでみると良いでせう。
    まあ、私に言はれても説得力はないかもしれませんね。では、さらば。

    http://genjigawakusin.blog10.fc2.com/blog-entry-55.html

  • すごくポップで軽くて、そして解りやすい。
    つまらないギャグを挟むのは痛いけど、そこさえ目をつむれば非常に丁寧に具に文法を説明してくれている。
    辞書も要らないくらいだが、当然これだけでフランス語を読めるわけではないので、有る程度の量の文章を読む、というのが次の段階には必要だろうが、入門と考えればとても良質。

  • 入門書にぴったり。
    私が購入したときには、この本のみでしたが音声CDがついたものが発売されています。これから購入される方は、そちらの方が良いかもしれません。

    本の内容は超初心者から親しみやすい会話調です。
    お堅い学習書で疲れた方にも(笑)

  • 通信大学の単位取得の為に購入。
    ふざけた本ですが驚くほど身につきます。
    まったくの初心者が2週間この本で勉強しただけでテスト86点とれましたからね。
    しかしこの本の所為でフランス語をすっかりなめてかかって、
    翌年中級フランス語の単位も取ろうとしたのが運の尽き。
    凄まじい苦闘を強いられるのでした。

  • それでもわからない人はどうしたらよいですか?

  • フランス語をさらっとおさらいするのには最適。
    オネエ言葉も楽しいです。

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著者プロフィール

1958年、東京生まれ。主な著書に『小さな幸福』(小沢書店)、『東京詩ーー藤村から宇多田まで』(左右社)、『世はいかにして昭和から平成になりしか』(白水社・共著)、『混成世界のポルトラーの』(左右社・共著)、『エキゾチック・パリ案内』(平凡社)など。

「2014年 『きみのスライダーがすべり落ちる その先へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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