魔女を生きる

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  • 白水社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560019832

作品紹介・あらすじ

魔女として生きる誓いを立てた若者がたった一人の宗教としての魔女思想と商業的オカルティズムを排した真摯な生き方や刺激的な文化誌を展開する。

感想・レビュー・書評

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  • 著者独自の魔女観、政治観が多く聖魔女術同様に思想部分は万人受けはしない。総括のような内容。目新しいことはなかった。

  • 「異なる方法論を持つ魔女たちにとって、共通の敵を失ったに等しい状況といえなくもありません。しかし、一方では、こうした思想をもった宗教で、なおかつ「自由」で「平等」な形態を重視した儀式を持つ宗教は「魔女宗」を除くと見当たりません」 ー 86ページ

    魔女と似たようなものについて考えることがたびたびあるのだけど、もしかしたら宗教という枠組みじゃなくて違うところから探したほうが似ているものは見つかるのかなと思ったり。

    親和性がありそうなところを宗教外で挙げるとすると、それこそTRPGとかコスプレというのは挙げられそう。魔女のほうがもっと生活全体に根ざしているという印象はあるので一瞬の変身願望とかではないのかもしれないけれども、僕はTRPGとかコスプレにあまり詳しくないのであまり深いところまで言及はできない。

    宗教っぽい領域でいえば勿論ニューエイジとかスピリチュアルと呼ばれる領域が最も近いけど、魔女がそれらと違う点として持っているのは「魔女」というイメージそのものの力ではと今のところ思っている。ニューエイジ的実践よりも輪郭がはっきりしているというか。まあ「魔女」も一人一宗派と呼ばれるくらい多様だし、そもそも「ニューエイジ」なる言葉が内包しうる範囲は相当広いものがあるので、ここで僕がいう「魔女」「ニューエイジ」というのはあくまで個人のイメージに基づいたものであるという断り書きは一応つけておこう。

  • 現代に生きる魔女の入門参考書。そう考えるとターシャって完璧魔女だね。

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