炎と闇の帝国: ゲッベルスとその妻マクダ

著者 :
  • 白水社
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560028896

作品紹介・あらすじ

第3帝国宣伝相ゲッベルスとは何者だったのか-。大衆洗脳の天才と宿命の貴婦人-謎に包まれた人物像に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 人はたいてい学生時代に一生の親友を得るものだが、ゲッペルスには親友と呼べる人は一人も生涯いなかった。
    足が悪く、頭は明晰で、でも女癖は悪かったようだ。
    最期は自殺してしまった、家族全員で。

    古参党員たちは本能的にゲッペルスの本質にあるニヒリズムを嗅ぎ付け、何事も本当に信じていないからこそ宣伝なんぞという仕事がうまいのだというくらいの認識しかなかった。

    もっと勉強しないといけないですよ、政治の世界は決してきれいなものじゃない。情報こそ力です。もっとも最適の機会に使ってこそ威力を発揮するのですが、たとえ使う機会がなくても全く無駄なものはないんですよ。

    ゲッペルスを宣伝省の大臣にして、共産党を追い落とそうとした。

    幹部の中でも危険な存在だった。
    ナチス時代は、ナチスのブラックジョークもあった、日本とは違う。

    ヨハンシュトラウスはユダヤ人だったが、さすがに人気あった彼を今さら禁止することができなかったおで、家系図を押収抹殺させ、アーリア人にするという苦肉の策をとった。

  • ゲッベルスについてのエピソードが盛りだくさんの一冊。
    読み終わった後の感想は、マグダご苦労様、といった感じ。どうしようもない女好きというか、失笑してしまう話が沢山で面白くはありました。
    本としても読みやすい一冊。それにしても情けないゲッベルス……

  • まだ読んでいる途中だけれど、なかなか面白い。

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