発声と身体のレッスン―魅力的な「こえ」と「からだ」を作るために

著者 :
  • 白水社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560035665

作品紹介・あらすじ

俳優、声優、歌手、アナウンサー…そして「日本語を正しく声に出したい」すべての人に必読の一冊。豊かな表現力を身につけるための、誰にでもできるレッスン方法を解説。

感想・レビュー・書評

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  • 発声の話でありながら、ボディワークに携わる方、声を仕事にしてる方にお勧め名本です。
    呼吸やリラックスが上手にできるようになります。

  • 久しぶりに再読

  • あなたは何を正しい発声と考えるのか?
    自分の声を自覚し、自分の声と出会う。
    著者の考える正しい発声とは「あなたの感情やイメージがちゃんと表現できる声を手に入れること」。
    こんな声を出したいと思って、その通りの声が出ること。
    映像に向いていると思われる小さい声も、小さくてもよく通る声と、小さくて通らない声の二つある。

    身体の外側:見た目を意識した姿勢。筋肉が緊張してしまう場合あり。
    身体の内側:自分の筋肉の緊張を自覚し、気持ちいい自然なポジションを見つける。

    首の緊張を取る。
    身体の重心線に頭を乗せる。

    くせは意識しないのに出てしまう姿勢。

  • 正しい発声と身体を手に入れるための具体的なレッスン方法。
    様々な練習方法が詳細に紹介されています。

  • 正しい発声=自分が出したいと思う声を出せる。感情などを思うようん表現できる発声


    正しい身体=自分の感情や伝えたいことを表現できる身体。


    大切なことを伝えたことがないと子音って溶けてる義とがいるよ、それと自分んを表現していこなかった人。

    基本的にレッスンのやり方が書いてある。

    余計な緊張が残っているとよくない。


    セミスパイン

    ロングトーン→ショートトーン
    のほうが喉が開きやすくて傷めにくいよ!

    ダンスとかの姿勢は「土と側からの視線」を意識した体。
    その反対で内側からの視点を意識しましょう。

    観察レッスン
    S音レッスン
    S音タイムレッスン
      (吐く息の長さ)
    サイド(バック)レッスン
        膝を倒して腹式呼吸してみる。腹式呼吸は体全体が膨らむことなんですよ!
    丹田レッスン
    ハミングレッスン
       (体の共鳴、振動に自覚的になるレッス)
    ロングトーンレッスン
      (のど開かないなって思ったら、上を向く)

    声帯マッサージレッスン
    楽に、一番高い音(声)から、ゆっくり、「あーーー」と言いながら、音程w下げて言って、あなたが出せる一番低い(音)までいきます。p92

    地声に変わる瞬間の声を伸ばすと不安定な声でないか?その形で使われたことがない証拠。やっていれば安定してきます。

    声のベクトルをイメージする

  • 正しい発声、活舌を通じて、相手に言葉を伝える前の準備として読んでみればいいと思います。

  • わからなくなると、読み直したくなる本。
    身体の使い方がわかりやすく書いてある頼りになる本。

  •  きわめて実践的な本である。読む本ではない。実行する本だ。

     このようなノウハウの本は今まで嫌というほど読んできたけれど、ここまで実践にこだわっている本、しかもわかりやすく書いてある本はないと思う。おそらく著名な演出家でもある作者が、実際の稽古場でやっていることを忠実に文章にしているのだろう。わかりやすいのである。今まで見よう見まねでやっていたようなことが、きちんと理論化され、整理されて頭の中に入ってくる感じだ。

     読み物として読んだだけであっても、「正しい発声」とは何ですか?「正しいからだ」とは何ですか?という問いかけは、一種虚をつかれたような気がして示唆的であった。そしてそれに対する答えが、平明で誰にでもすっと納得できるように書かれていると思う。

     さっそく稽古場に持ち込んで活用してみたいと思う。稽古が楽しみになる本である。

  • 鴻上さんの本。発声法というかトレーニング本なんだけど、かなり親切。

  • 実際にどう練習したらいいかという実践的な内容の本。
    自分の発声方法を確認するのにとても役に立った。

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著者プロフィール

著者等紹介
鴻上尚史[コウカミショウジ]
1958年8月2日生まれ。愛媛県新居浜市出身。早稲田大学法学部卒業。劇作家・演出家・エッセイスト・小説家

「2023年 『ヘルメットをかぶった君に会いたい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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