〈パリ写真〉の世紀

著者 :
  • 白水社
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  • Amazon.co.jp ・本 (629ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560038949

作品紹介・あらすじ

アジェ、クルル、ケルテス、ブラッサイ、ドアノー、イジス、エルスケン、カルティエ=ブレッソンらの膨大な資料を駆使し、写真と文学のコラボレーションからパリ神話の成立と解体を読み解く刺激的な一冊。サントリー学芸賞、渋沢・クローデル特別賞受賞の著者によるパリ三部作の完結編。

感想・レビュー・書評

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  • ずっと欲しかったこの本は、けれどもさすがに高級品なのでずっと図書館で借りていたが、最近早稲田通りの三楽書店で4200円にて発見し、虎視眈々狙いを定めていたのだが、偶然古本市の露店で3500円の美品に出会い、あっさり購入してしまった。今橋映子の本はどれも良著である噂は常々耳にするけれど、個人的に惚れ惚れするのは装幀がとてもよいということである。この本に関して言えば、まず独特のぼってりした明朝のフォントが表紙を飾っていて、そのバランスが何とも言えないし、それがまた背表紙にあると、棚に並んでいる風貌も隣の『都市の詩学』と白黒のコントラストを成していて、また微笑ましい。

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著者プロフィール

1961年東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は比較文学・比較文化。著書に、『異都憧憬 日本人のパリ』(柏書房、1993/平凡社ライブラリー、2001)(1994年度サントリー学芸賞および渋谷クローデル特別賞受賞)、『〈パリ写真〉の世紀』(白水社、2003)(2003年度重森弘淹写真評論賞、2004年度島田謹二記念学藝賞および日本写真協会賞学芸賞受賞)、『ブラッサイ パリの越境者』など。

「2021年 『近代日本の美術思想(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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