- Amazon.co.jp ・本 (161ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560042724
作品紹介・あらすじ
失踪した友人を探してインド各地を旅する主人公。彼の前に現われる幻想と瞑想の世界。イタリア文学の鬼才が描く12の夜の物語。
感想・レビュー・書評
-
2021.04.04 図書館
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
インドを旅しながら出会う人の会話を主に話が進む。
かみ合わない会話?哲学的?そのつかみどころのなさがインドなのかもしれない。
人との出会いと食べ物、宿、インドの喧騒が感じられる。 -
予想外に面白かった!あっという間に読み終えてしまった。シュールで難解なところもあったが、途中から気にならなくなった。こんな本を書いてみたい、、、、
-
タブッキの初期作品で、インド旅行記をモチーフにした幻想小説。神秘的なインドの風景を自然にストーリーに埋め込んで詩的な叙情を醸しだしつつ、ストーリー自体にも謎解きの要素をもたせて、しかも多様な伏線が鮮かに収束する完成度の高さ。あたかもタブッキが「小説とはこう書くのだ」という教科書を示したようだ。須賀敦子の解説も秀逸。
-
うまく掴みきれなかったのですが、夜の不思議な空気が漂うようなこういう小説大好きです。
-
なんだなんだ、と思いながら読み、結局いまひとつよくわからなかったが、インドの雰囲気描写がとても魅力的。
-
インドを舞台にした僕と僕の分身の追いかけっこ
探しているのか探されているのか曖昧な境界に差し込まれる小さなエピソードたち
静かにすすき野をざわめかす夜風のようなおとぎ話 -
再読。不眠のわたしと旅するわたし。この仮ものの体にどれほどの荷物をつめこみ生きていこうというのか。追悼。
-
失踪した友人を探してインド各地を旅する主人公。ミステリアスな内面の旅行記。