弑逆者

  • 白水社
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560042748

作品紹介・あらすじ

霧と潮風に閉ざされた絶海の孤島の物語と、疎外を強いる近代工場で敢行される王殺しの物語。いずれが現実で、いずれが幻覚かわからないままに、カフカ的な晴朗さのなかで犯行は何度も繰り返されるが、王は死なず、話者は孤島から脱出することができない…。幻想と反逆のロマン。執筆後30年たって発表された、ロブ・グリエの処女作。

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著者プロフィール

Alain Robbe-Grillet(1922-2008)
フランスのブレストに生まれる。国立経済研究所に勤めたのち、バナナなどの熱帯果実を研究する農業技師としてフランス領植民地を転々とするが、熱帯病で帰国の船上で執筆した『消しゴム』により、作家としてデビュー。ジョルジュ・バタイユやロラン・バルトらの積極的な支持を受けながら、創作活動と並行して評論集『新しい小説のために』を発表し、ヌーヴォー・ロマンの旗手として活躍。代表作は、他に『嫉妬』『迷路のなかで』『ニューヨーク革命計画』『ジン──ずれた舗石のあいだの赤い穴』ほか。また、『去年マリエンバートで』のシナリオを手がけて以降は映画にも関心を寄せ、『不滅の女』『ヨーロッパ横断特急』『噓をつく男』『エデン、その後』『快楽の漸進的横滑り』『囚われの美女』など9本を自ら監督している。2004年、アカデミー・フランセーズの会員に選出される。2008年、心臓発作によりカーンで死去。

「2023年 『弑逆者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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