遠い木霊 (ポール・ボウルズ作品集 )

  • 白水社 (1970年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784560044940

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  • モロッコに帰化したアメリカ作家。
    近代的理性を持った人間が、異文化を彷徨した挙句、結局何も見出せず、自己さえも見失って崩壊していく。異世界浄化を逆手に取った、不気味で意地の悪いオチは全くのところ私好みだ。

  • 遠い木霊、教学師、稲妻に導かれて、モフタールと死の夢、のみ読了。ロバート・ハリス「地図のない国から」を読んだら読みたくなり。簡潔で切れ味のいい作品を、と。簡潔は味わえたけど、切れ味はあまりわからなかった。唐突感。遠い木霊のアイリーンが母の友人にふるった暴力は、自分から母を奪ったという憤懣の矛先だったのか。モフタールが死の夢にとらわれて、実際に夢のとおりだ!といいつつ肉屋を手にかけたのを、群衆は無罪、警察は断罪というギャップ。教学師の、弟は教学師に従っただけといいつつ、解放された兄にどうしても恐れをぬぐえず…。稲妻に導かれての身勝手な動機と支配欲に駆られた一幕…など。「人生を何だと思っているの。あなたのために用意された終わりのないパーティじゃないのよ」(プルー)「遠い木霊」より

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著者プロフィール

(こしかわ・よしあき)1952年生まれ。明治大学文学部教授。1990年代よりアメリカとメキシコの国境地帯で混交文化をめぐる調査を行なう。2009年よりキューバに通い、アフロ宗教サンテリアの通過儀礼を受ける。2013年、サンテリアの最高司祭(ババラウォ)の位を受ける。著書に、『トウガラシのちいさな旅──ボーダー文化論』(白水社)、『ギターを抱いた渡り鳥──チカーノ詩礼賛』(思潮社)、『壁の向こうの天使たち──ボーダー映画論』(彩流社)、『あっけらかんの国キューバ──革命と宗教のあいだを旅して』(猿江商会)、『周縁から生まれる──ボーダー文学論』(彩流社)、『オリチャ占い』(猿江商会)などがある。

「2022年 『カリブ海の黒い神々 キューバ文化論序説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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