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- Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560045367
作品紹介・あらすじ
本書『幻想博物誌』は1975年1月号から1976年12月号まで、2年間(24回)にわたって雑誌「野性時代」に連載されたものである。博物誌といっても、ここに採りあげたのはもっぱら動物で、その動物も、神話や伝説に登場する架空の動物から実在の動物にいたるまで、種々雑多である。私はローマの博物学者プリニウスが大そう好きなので、この本のなかにも、プリニウスの『博物誌』からの文章をしばしば引用した。
感想・レビュー・書評
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自分が持っている渋澤氏の著書の中で一番。
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(河出文庫 澁澤龍彦コレクション)
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渋澤龍彦四連発その1。タイトルに引かれて大学の図書館で手にとったのが最初。マルキ・ド・サドの翻訳者だと知ったのは、これ読んだずいぶん後のことでした。
世界の文献(プリニウスの「博物誌」からの引用多し)からひっぱってきた、ヘンな生き物についてのエッセイ集。スキタイの羊・ドードー・スフィンクス・毛虫と蝶・人魚の進化……。など、ときめかざるを得ない素敵ワードが満載の一冊。読みやすいのもよいです。
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