初版グリム童話集―ベスト・セレクション

  • 白水社
3.60
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本棚登録 : 277
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560046609

作品紹介・あらすじ

マスコミ各紙で大絶賛のベストセラー『初版グリム童話集』(全4巻)から選りすぐりの36話を素敵な挿し絵とともに贈る、贅沢な一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 初版でしか読めない七編を入れた36話の初版グリム童話集。あの話の原型は案外あっさりしすぎているのね、とか短い一文なのに残酷、とか。この話は何を意図しているの?と頭をひねってしまう話とか。いろいろあるけど割と好きな感想です。

  • 初版は、現在伝わっているお話とは異なる部分が多々あり、面白く読めました。
    童話にしては少し過激かな?と思う表現もあり、当時確かに修正依頼がくるはずだよなぁ、と実感しました(笑)

  • いいとか悪いとかでなく、まあ機会があったら読んでみてもいいのでは、という本

  • 19世紀から20世紀にかけて描かれた挿絵を多く収録した美しい一冊。
    ただし、残酷な描写も多く子供向きではありません。とは言え、もっと残酷な版も存在するので、あくまで、ある程度の年齢になってから初版グリム童話がどんなものか知りたいと思った人向けの資料といったイメージ。
    絵本を卒業してからも一冊くらい手元にグリム童話をおいて置きたい方にもオススメです。

    かえるの王さま または鉄のハインリッヒ
    狼と七匹の子やぎ
    十二人兄弟
    兄と妹
    ラプンツェル
    ヘンゼルとグレーテル
    旅に出たわらと炭とそら豆
    漁師とおかみさんの話
    灰かぶり
    子どもたちが屠殺ごっこをした話
    ホレおばさん
    赤ずきん
    三本の金の髪の毛をもつ悪魔の話
    長靴をはいた牡猫
    ハンスのトリーネ
    おぜんよごはんのしたくと金貨を出すろばと袋の棍棒の話
    小人たちの話
    コルベスさま
    ねずの木の話
    いばら姫
    白雪姫
    馬鹿のハンス
    ルンペルシュティルツヒェン
    青髭
    千匹皮
    夏の庭と冬の庭
    めんどりの死
    貧乏人と金持ち
    がちょう番の娘
    悪魔の煤けた相棒
    おいしいお粥
    ハンス針ねずみぼうや
    わがままな子どもの話
    長い鼻
    踊ってすりきれた靴
    金の鍵

    以上36話を収録

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  • ねずのきのした

  • 多分中学以来くらいの再読。結構残酷なお話も多い。私はもう大人だからこういう残酷でブラックな描写も嫌いじゃないけど、子どもが読んだら泣いちゃうだろうな…。2011/358

  • 一般に読まれている第七版を良く知っている人ほど、楽しめると思う。
    初版のみに収録されている「子どもたちが屠殺ごっこをした話」「夏の庭冬の庭」(美女と野獣と同じ系統の話)なども興味深いし、七版との違いを発見するのも面白い。
    「いばら姫」ではお妃の懐妊を予言するのはザリガニ。
    「白雪姫」「ヘンゼルとグレーテル」を殺そうとするのは実母。
    このへんはよく知られてると思うけど、「ホレおばさん」は雄鶏が鳴くシーンがなくて物足りない。
    「灰かぶり」なんかは七版とはかなり違う。七版では豆を拾わせるのは継母だけど、こちらは姉娘。姉娘たちの腹黒さが七版より詳細に描かれ、ハトに目をつぶされてしまうのも納得だな、と思ってたら、目をつぶされるシーンがない。
    ちなみに七版でも親指やかかとを切り落とすシーンはあります。
    まず、七版を読んでから初版を読んだほうがいいと思う。
    知らずにこれを初めて読んで「初版はグロテスクだ残酷だ」って言われてもね。いや初版じゃないのも読もうよって感じ。

    小澤俊夫の研究書なんかと合わせて読むとより楽しめそう。

  • 読了。

  • 初版のグリム童話は怖いという話は有名なので、忠実に訳してあるものを読んでみようと思いました。
    噂に違わずグロテスクでしたね。靴に足が入らなかったら、少し切り落とせばいいじゃない。お前の足はハムか何かかっ!(笑)
    ただグリム兄弟がまとめるまで、こういった話は口伝えのものだったので、意外に耳で聞くだけならあっさりしているのかもしれませんね。活字になると途端に血なまぐさくなりますが。教育的配慮でだんだんと残酷な描写が減っていったという話ですが、まあたぶん正しかったでしょう。これで育たなくて良かったです。
    シンデレラの靴が初版ではガラスじゃないんだというのも初めて知りました。いつから変わっていったのかは知りませんが、やはりディズニーの刷り込み効果は良い方向にも悪い方向にも強大ですね。あんなすてきなお姫様の話の元がこれとか今では考えられません。シンデレラストーリーなんておぞましすぎてなかなか言えないですよ初版の話を指すとしたら。
    個人的に一番は「ねずの木の話」。継母が息子を殺し、その体を父親に食べさせる…最後には継母を殺して息子は蘇る…うえー。
    全部で36話あるので、3回繰り返すのが好きだとか、ルールはだんだん見えてきますね。そして起承転結がつながってない話も結構多い。色々な観察をしていると、やっぱりこれはアジアじゃない、と思います。こういう育ち方をしている人々と、英語が話せるからって通じ合えるわけがない。やっぱり民族の考え方の根底にあるものが違うんだっていうのを、違い自体を理解していくのは難しいけれども、その存在くらいは意識していると誤解や偏見も少なくなるかもしれません。

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著者プロフィール

グリム兄弟●
19世紀にドイツで活躍した文学者のヤーコブ・グリム(1785年~1863年)とヴィルヘルム・グリム(1786年~1859年)の兄弟。裕福な家に生まれたが、父の死で困窮、親族の援助で大学に学び、優秀な成績をおさめた。兄は法律家としての活動でも知られる。ドイツ各地の古い民話を収集し、創作を加えて『グリム童話集』としてまとめた。160以上の言語に翻訳されたと言われ、世界中で読まれている。

「2017年 『美女と野獣 七つの美しいお姫さま物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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