気になる部分

著者 :
  • 白水社
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本棚登録 : 247
レビュー : 66
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560049334

感想・レビュー・書評

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  • 岸本先生の編書「居心地の悪い部屋」がすごく面白くて、テーマが良かったのか訳が良かったのかを確かめるために、図書館で何冊かセレクトした岸本作品のうちの一冊です。



    さて(話題の転換の示唆)。



    数式の美しさを文章で表現した作品と言えば、真っ先に思い浮かぶのは、小川先生の【博士の愛した数式】です。

    でも、まさか同じ数式で、こんなに爆笑することがあろうとは!

    エッセイでこんなに爆笑したの、初めてじゃないかしら、、、4ページ目で抱腹絶倒って、なんて末恐ろしい本なの、、、ッッ

    落語や漫才のオトシカタが演じる芸人によって異なるように、本作のひとつひとつのエッセイも笑いのツボが違うんですね。笑わせ方が王道漫才かと思えばシュール系コントなツボもあるんです。

    文体は徹頭徹尾変わらないんだから、この変化に富んだ笑いのダイバーシティはすごい(ダイバーシティの使い方よ、、)。

    エログロ、フキンシン、マゾヒズム。

    粘着質な諧謔性を、あっけらかんとしたセンテンスで表現することに見事に成功しているエッセイです。

  • 常に斜め上をすっ飛び続けるエッセイスト、いえ翻訳家の先生。以前読んだ本なのにまた見つけたら買わずにはいられませんでした。
    幾冊もの和英辞書、英英辞書を用途別に内容を見比べながら駆使なさっているとのくだり、頭が下がりますね。
    翻訳、本当にすごいお仕事です。
    でも、超然として読者をケムにまく感じにはクスッとさせられたりゾワッとさせられたり。
    いつか、本職のほう(和訳された小説のほう)を手にしたいと思ってるのですが、未読です。エッセイはすっかり読んでますが。

  • ふふふ、にやりと笑わせていただきました。
    岸本さん、面白いです。
    たくさん共感するところありました。
    思わず、家族に面白いよ!と読んで聞かせる始末。

    • kuroayameさん
      ご家族にもお話するくらい面白い作品となると、かなりの本なのでしょう\(^o^)/。
      これはさすがに気になりますね(^。^)。
      レビューから伝...
      ご家族にもお話するくらい面白い作品となると、かなりの本なのでしょう\(^o^)/。
      これはさすがに気になりますね(^。^)。
      レビューから伝わる楽しさが、とても魅力的です(^ー^)ノ。
      いつも素敵なレビューを拝見させていただきありがとうございます(^_−)−☆。
      2013/01/03
  • 読みたかったものを図書館で見つけたときの快感というのは何物にも変えがたい。。
    そして、それが面白かったときの喜びといったら、ホントにもう。。

    • Kさん
      >nyancomaruさん
      特に最近の書店は見つけたときにチェックしておかないと新刊でもすぐにひっこめちゃうのでね。。この本新潮文庫とかで...
      >nyancomaruさん
      特に最近の書店は見つけたときにチェックしておかないと新刊でもすぐにひっこめちゃうのでね。。この本新潮文庫とかで出たらもっと、気になる人達が増えると思います(笑)。

      2012/10/07
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「この本新潮文庫とかで」
      確かに、、、白水社と言うと仏文学の硬いところって言うイメージですしね。
      まぁ「ねにもつタイプ」が筑摩書房から出てる...
      「この本新潮文庫とかで」
      確かに、、、白水社と言うと仏文学の硬いところって言うイメージですしね。
      まぁ「ねにもつタイプ」が筑摩書房から出てるから、手に取られる方も増えて読まれていると思いますよ。。。
      2012/10/16
    • Kさん
      >nyancomaruさん

      実は笑ってしまう本として
      中島らも、原田宗典、宮沢章夫あたりと一緒においといてほしいです(笑)。
      >nyancomaruさん

      実は笑ってしまう本として
      中島らも、原田宗典、宮沢章夫あたりと一緒においといてほしいです(笑)。
      2012/10/26
  • 一応硬質なのに吹くレベルの面白さ。
    面白いよって人に勧めているが、はまってくれた人はついぞいなかった。私にとっては、これこそエッセイという感がある。

  • 17/06/21 (47)
    『ねにもつタイプ』が面白すぎて、こちらも借りてみましたが面白さは断然『ねにもつ~』のほうです。でも岸本さんてやっぱりおかしなひとで面白いなあと思わされる。さてはてヨコスカさんてほんとに何者なのだろうね?

    ・その人が本当に誰かと通話しているという証拠がどこにあるのか。そもそも、その人が耳に当てている、それは本当に携帯電話なのだろうか。羊羹(ようかん)や木炭でないと誰に言い切れるのか。(P33 私の考え)

  •  私自身も小さなことやどうでもいいことがかなり気になる性分なので、共感できることもあったのだけど、大概の人がそこまで深くは考えていなかったようなことにまで深く考察する岸本さんの豊かすぎる想像力、創造力は凄まじい。

  • おもしろかった

    同じことを思ったことがある
    同じことを感じたことがある

    そのことが嬉しかった

  • 何と言うか、冷静にぶっとんでいる方なのだなという印象を受けた。『「国際きのこ会館」の思ひで』のラストに大爆笑。

  • 「なんらかの事情」「ねにもつタイプ」とさかのぼって
    読んできた岸本さんのエッセイ。
    他の2作品と比べると空想がとめどなく広がってく感は
    やや薄めだけど、やっぱりおもしろい。

    「根掘り葉掘り」の葉掘りとは?「夕焼け小焼け」の小焼けとは?
    「首の皮1枚でつながっている」はすでに死んでいる?
    など当たり前のことばにちゃんと疑問を感じるところが好き。

    国際きのこ会館がまさか実在したとは思わなかった。
    岸本さんが翻訳した作品やおすすめしていた本も
    読んでみたい。

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著者プロフィール

翻訳家。上智大学文学部英文学科卒業。訳書にデイヴィス『ほとんど記憶のない女』『話の終わり』、ジュライ『いちばんここに似合う人』『あなたを選んでくれるもの』、ベイカー『中二階』、ウィンターソン『灯台守の話』、ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』、ソーンダーズ『短くて恐ろしいフィルの時代』など多数。編訳書に『変愛小説集』『居心地の悪い部屋』『コドモノセカイ』『楽しい夜』など。著書に『気になる部分』『ねにもつタイプ』『なんらかの事情』などがある。



「2018年 『変愛小説集 日本作家編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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