オセロー (白水Uブックス (27))

  • 白水社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560070277

感想・レビュー・書評

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  • さらっと読めて面白い
    古典にこんなこというのも野暮だが台詞まわしが巧いなぁ

  • 嫉妬という人間が持ち合わせている感情の恐ろしさを体感させられた。

    英語の先生にシェイクスピアを読むなら小田島雄志訳のを読むべきと言われ、それ以来全部小田島雄志訳で揃えている。

  • シェイクスピアの天才性もさることながら、小田島さんの訳の巧さには、脱帽である。道化の発言などにそれが光っている。訳が巧だと、視覚的にも、聴覚的にも読んでいて心地よいと感じた。

  • これまでに読んだシェイクスピアでは、
    一番明快で一番印象的。
    猜疑心と嫉妬の怖さを伝える悲劇。

    この壮大な悲劇全体を、
    イアーゴー独りが操っている。
    さらに、イアーゴーがやっているのは
    基本的に状況づくりだけ。
    あとは関係者が勝手に誤解し自滅する。

    オセローというタイトルでありながら、
    ストーリーの中心は常にイアーゴー。
    そう、イアーゴーの悪は完成度が高い。
    イアーゴーの独り言がなければ、
    その悪意を読者にも隠してしまえば、
    イアーゴーが悪だと裁けないだろうな…
    恐ろしい。

  • シェークスピアを読むのはこの本で3冊目だったのですが、それぞれ悲劇の方向性が違くて面白かったです。嫉妬は7つの大罪にも含まれていますが、此処まで人を変えさせるのか、と思い、少し恐くなりました。

  • 20160312 高校以来に読んだ。展開が早くて人間はそんなに単純ではないと思ったりしたが舞台と考えるとこのテンポでないとダメなのだろう。

  • 請求記号・932/Sh
    資料ID・100020057

  • 嫉妬の恐ろしさ。

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著者プロフィール

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物。卓越した人間観察眼からなる内面の心理描写により、最も優れた英文学の作家とも言われている。また彼ののこした膨大な著作は、初期近代英語の実態を知る上での貴重な言語学的資料ともなっている。
出生地はストラトフォード・アポン・エイヴォンで、1585年前後にロンドンに進出し、1592年には新進の劇作家として活躍した。1612年ごろに引退するまでの約20年間に、四大悲劇「ハムレット」、「マクベス」、「オセロ」、「リア王」をはじめ、「ロミオとジュリエット」、「ヴェニスの商人」、「夏の夜の夢」、「ジュリアス・シーザー」など多くの傑作を残した。「ヴィーナスとアドーニス」のような物語詩もあり、特に「ソネット集」は今日でも最高の詩編の一つと見なされている。

「2016年 『マクベス MACBETH』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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