- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560070277
感想・レビュー・書評
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さらっと読めて面白い
古典にこんなこというのも野暮だが台詞まわしが巧いなぁ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
嫉妬という人間が持ち合わせている感情の恐ろしさを体感させられた。
英語の先生にシェイクスピアを読むなら小田島雄志訳のを読むべきと言われ、それ以来全部小田島雄志訳で揃えている。 -
シェイクスピアの天才性もさることながら、小田島さんの訳の巧さには、脱帽である。道化の発言などにそれが光っている。訳が巧だと、視覚的にも、聴覚的にも読んでいて心地よいと感じた。
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これまでに読んだシェイクスピアでは、
一番明快で一番印象的。
猜疑心と嫉妬の怖さを伝える悲劇。
この壮大な悲劇全体を、
イアーゴー独りが操っている。
さらに、イアーゴーがやっているのは
基本的に状況づくりだけ。
あとは関係者が勝手に誤解し自滅する。
オセローというタイトルでありながら、
ストーリーの中心は常にイアーゴー。
そう、イアーゴーの悪は完成度が高い。
イアーゴーの独り言がなければ、
その悪意を読者にも隠してしまえば、
イアーゴーが悪だと裁けないだろうな…
恐ろしい。 -
シェークスピアを読むのはこの本で3冊目だったのですが、それぞれ悲劇の方向性が違くて面白かったです。嫉妬は7つの大罪にも含まれていますが、此処まで人を変えさせるのか、と思い、少し恐くなりました。
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20160312 高校以来に読んだ。展開が早くて人間はそんなに単純ではないと思ったりしたが舞台と考えるとこのテンポでないとダメなのだろう。
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請求記号・932/Sh
資料ID・100020057 -
嫉妬の恐ろしさ。