マクベス (白水Uブックス (29))

著者 : ウィリアム・シェイクスピア 小田島雄志

• 白水社 (1983年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[おからさんの感想 · 2022年2月3日]

今まであまりシェイクスピア作品に縁がなかったのだが、舞台を見たことで興味が湧き、読了。

舞台を見たことで、理解しやすく、ストーリーもよく分かったが、
やはり自分にはまだ早かった。
他の作品も読んでみたいが、初めての作品で理解できるか不安もある。

[ふゆさんの感想 · 2021年12月21日]

とても面白かった。
古典というとテンプレートなキャラクター設定のイメージがあったけど、良い人が悪事に手を染め転落し狂う様、野心家のマクベス夫人が王殺しを迷いなく積極的に勧めるのも、意外性があって面白かった。
最後、王の息子が王位に戻ると思われるも、魔女のお告げでは最後はバンクォーの息子が王座に着く。この後も血みどろの争いが続くと匂わせる終わり方も良かった。

[hongming8888さんの感想 · 2014年12月23日]

１２月２１日に新国立劇場の資料室で２０００年９月２７日に上演された鹿賀丈史さんがマクベス役の舞台の台本を読んだ。その後、映像ライブラリを３０分ほど見た。これが結構印象に残り、白水ブックスで読んでみることに。この本は高校の図書館にあったのを覚えている。４５０年前に英国生まれた著者の本を現代の日本で日本語で読む。

[mono009さんの感想 · 2013年1月20日]

自分の持っていたイメージより遥かに面白かった。
全体的に詩的で、短いながらも読み応えがある。
興味深かったのはマクベスの葛藤の描写。
オセローが比較的単純な人物だったのに対し、マクベスは相反する感情と願望に引き裂かれそうになっている。
魔女の甘言があっても、妻の導きが無ければ多分永遠に王の座を奪う事は無かっただろう。この点、なんとなく以前読んだ「白い巨塔」の主人公を思い出してしまう。
しかし最後は少しあっけないように思えた。マクベスの最期をもう少し描いて欲しかった。

[karuamilkさんの感想 · 2011年8月21日]

11.08/21読了。
シェイクスピア読む度思うけど、やっぱり劇で見てみたいな…。

[24601さんの感想 · 2024年2月25日]

巻末の解説がしっかりしてて良い

[shihohkanさんの感想 · 2022年8月31日]

2016.09―読了

[みっさんの感想 · 2022年6月4日]

2022.6.4読了

[natsukoさんの感想 · 2021年7月13日]

シェイクスピア作品3冊目。
うーん…
今の私には、あんまり名作たるゆえんが分からなかったというのが正直な感想。
土台となる教養とか周辺知識がないからいまいち入り込めないのかもしれない。

[あふろざむらいさんの感想 · 2021年5月25日]

非常に面白かった。シェイクスピアは、いろいろなところから題材のネタを引っ張ってきている。つまりそれがパクリと言えばパクリなんだが、彼の能力はその脚色能力にあると感じた。事実であるとか、伝承されている物語を、魅力的な戯曲に仕立て上げる
舞台の上で演じられる物語ではあるが、映画的でもある。

著者プロフィール

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物。卓越した人間観察眼からなる内面の心理描写により、最も優れた英文学の作家とも言われている。また彼ののこした膨大な著作は、初期近代英語の実態を知る上での貴重な言語学的資料ともなっている。
出生地はストラトフォード・アポン・エイヴォンで、1585年前後にロンドンに進出し、1592年には新進の劇作家として活躍した。1612年ごろに引退するまでの約20年間に、四大悲劇「ハムレット」、「マクベス」、「オセロ」、「リア王」をはじめ、「ロミオとジュリエット」、「ヴェニスの商人」、「夏の夜の夢」、「ジュリアス・シーザー」など多くの傑作を残した。「ヴィーナスとアドーニス」のような物語詩もあり、特に「ソネット集」は今日でも最高の詩編の一つと見なされている。

「2016年 『マクベス MACBETH』 で使われていた紹介文から引用しています。」