チボー家の人々 (1) (白水Uブックス (38))

制作 : 山内 義雄 
  • 白水社
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本棚登録 : 292
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560070383

感想・レビュー・書評

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  • 文学
    古典

  • なにこれ、おもしろい…。文章がわかりやすく、読みやすく、人物を生き生きと思い浮かべられるのでぐんぐん引き込まれる。
    思春期の少年二人の互いの思いを綴った灰色のノート。二人にはごめんだけど、これ読んだら私も邪推してしまうなあ。あくまで清らかな友情なのだけど、固い信頼といったものへの憧れがだいぶ盛られており、実際には儚い関係性を揺るぎないものと信じたい二人。元々の性格の違いもあり、家出騒動をきっかけに早くも二人の気持ちには食い違いが生じる。心が通じ合っていると思いたいけれど、友は所詮他人なのだと現実を突きつけられる辛さ。対照的な家庭に育ったジャックとダニエルがどのように成長して行くのか見守りたい。

  • 面白かったー!
    14歳の少年達による清らかな友情!
    色々な方の訳が出てるからどれで読み始めるか迷ったけど、ジイドの小説訳で惚れ惚れした山内義雄氏の訳、すごく良かった。特に詩の訳がめちゃくちゃ綺麗だった。
    大作だけど、これからゆっくり読み進めていくのが楽しみ♪
    強烈な個性派ジャックも気になるけど、親友のダニエルも気になるな〜

  • 上質な物語の固まり。言葉が一つ一つ凝ってていい。こういう物語系でハマったのは久しぶり。全部読みたい。

  • 以前「父の死」まで読んで中座していたチボー家を再スタート。「灰色のノート」の汚れなき青々しさ、十四歳のジャックの無軌道な純真が刃物のように突き刺さってくる。ズキズキする。絶対的にジャックの反骨に感情移入してしまうだろうから行き先がもうつらい。全13巻、読破目指す。

  • 思えばフランス文学への傾倒はこの作品から始まった。高校のある時期にはこの本を読む時間を中心に生活のすべてが回っていた。ジャックはもはや登場人物ではなく、友達だった。高野文子『黄色い本』の彼女のように。

    むかしは自分をジャックに重ねたものだけれど、今はむしろメネストレルだと感じる。ジャックの主観を通した姿と、現実の戦争を前にした存在の瑣末さ、そのアイロニカルな立ち位置に共感してしまう。若くないな、と思う。

    作中に出てくる秘密めいた本にも惹かれた。ジイドの『地上の糧』。ジイドを読むようになったのも『チボー家』がきっかけだった。マラルメを読んだのも、『チボー家』を読んで他のフランス文学を読んでみたいと思ったから。これを読んでいなかったら今頃何していただろう。

    とにかく受けた影響は計り知れない。高校の時に読んでおいてよかった。なんたってあの長さ。今読もうと思ったら、ちょっと体力がいる。

  • 「チボー家の人々」という題と長さに、一族の歴史を綴った大河小説だと思っていたが、これは実際には兄弟2人の物語。それも弟ジャック中心に進行して、子ども向きにハイライトされた「チボー家のジャック」のほうが題としてふさわしいのではないかと思いながら読んでいたが……。
    ジャックの人生は波瀾万丈だが、血湧き肉躍る体の小説ではないので、途中退屈な部分も多く、結局読むのに1年かかってしまった。
    でも。プルーストよりはよほどおもしろい。

  • 図書館で借りてきて読んでいたけれど、途中で読むのをやめてしまった・・・。
    実家には全巻そろっているので、また読みたい!

  • 題名通り「チボー家」の人々を全13巻構成で描いた壮大な物語である。

    第一巻では、青春真っ盛りの14歳の少年「ジャック」が学校や親からの思想的な抑圧に反発し、そのやり場のない怒りを震わせながら親友と家出をする話が大半を占めている。
    この「青臭さ」「若気の至り」ゆえの無鉄砲ぶりに若干いらいらしながらも、この時期特有の「生命力」が読者の記憶を揺さぶる。

    ちょっと表現がくどいし、第一巻だけ見る分には「大作?」と疑問を呈してしまうが、まだ結論を下すには早すぎる。後12巻もあるのだから・・。気長に読み進めてみようと思う。

  • 恐らく自分の生涯にわたって最も好きな小説であり続けると思います。
    自分に子供ができたとき、ラストのアントワーヌの心情を思い出しました。
    これからもずっと思い続けると思います。

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