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- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560070673
感想・レビュー・書評
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東アフリカのソマリア沖に浮かぶ島国、アザニア帝国。内乱のあと、若干24歳のセスが皇帝の位に就いた。セスのオックスフォード時代の同窓生バシル・シールは、面白いことになりそうだとアザニアへ向かう。進歩と近代化を目指すセスのもと、バシルは近代化省の長官として登用されるが、セスの気まぐれで次々と出される命令に翻弄されることになる。その裏では密かにクーデターの計画が進んでいて…
イギリスからアフリカに舞台を移して繰り広げられるドタバタ劇。先住民が靴を知らなかったり食人を行ったりと、ウォー作品のなかでももっとも過激かも。差別的なだということで、復刊や新訳は難しそう。
『大転落』で登場したアラステア・トランピントンはバシルのまた、前作『卑しい肉体』からマーゴット・メトロランド、新聞『デイリー・エクセス』のモノマーク卿も引き続き登場し、ロッティ・クランプや首相のアウトレイジ、ピーター・パーストマスターも名前だけ出てくる。
バシルは後の作品『Put Out More Flags』(未邦訳)でも主役を務めるらしい。
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