- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560071120
感想・レビュー・書評
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Snow white
倦怠と不安の現代に生きる 雪白姫と その7人の恋人たちが巻き起こす
スーパー 前衛 ファンタジー
アンダーグラウンド ディズニーの ポップな小説空間を 縦横に行き交う ユーモア溢れるイメージ
パロディ ー ⇒ 原著の英語だと 面白いかも詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
訳:柳瀬尚紀、原書名:Snow White(Barthelme,Donald)
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もうこれはお手上げです。
どう読んでいいのか、さっぱりわかりませんでした。
何事につけ前衛って苦手です。
多分感性よりも言葉で理解したいと思っているのだと思います。だから、まだ理屈が確立していない分野には歯が立たないのです。
中世ドイツの森の中から現代のアメリカに出てきた雪白姫は、それでも皇子様を待ちます。
何の魅力も感じないけれど、自分の価値を高めるために皇子様を必要とします。
22歳の若さでしぼんでいくなんて耐えられない。
ちょっと心惹かれる人がいないわけではないけれど、庶民の男ではだめなんです。
7人の小人たち。
清掃業のかたわら、中華料理のベビーフードなんかもつくっている。
では働き者なのか?というと、これがまたよくわからない。
多分飲んだくれ…?
第一章と第二章のあいだにアンケートがある。
1 ここまでの物語は気に入っていますか? はい( )いいえ( )
2 雪白姫はあなたの覚えている白雪姫に似ていますか? はい( )いいえ( )
(略)
5 物語の今後の展開で、もっと情緒がほしい( )情緒の少ないほうがよい( )
6 語りにむだ口が多すぎる( )多すぎない( )
(略)
14 読書は立ってしますか?( )寝ころんで?( )すわって?( )
15 あなたの意見として、人間にはもっと肩があるべきでしょうか?( )肩が二組あるべき?( )三組?( )
今さらアンケートに答えたところで、物語に反映されないし。
っていうか、紙の本にはそのような機能はないし。
と思ったけど、「週刊少年ジャンプ」では、やっているなと思ったり。
しかしもはや何を聞きたいのかわからん設問もあるし。
文字を追うだけではだめだ。
考えろ。考えろ。
行間を読んで考えろ。
と思いながら読んでいたら
“この「感覚」は行間を読むことによっては得られなくて(その白い空間には何ものもないからだ)、行そのものを読むことによって得られる”
すいません。すいません。
読み方間違っていたようです。
完成形のわからないジグソーパズルの膨大な数のピースを前に、途方に暮れているような気持ちです。
結局、これ、何? -
Sound Horizonではありません。
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とんだパチもんです。
見てがっかりか、驚愕することでしょう。
文章は哲学的になっており読みづらいです。
そして気づかない人には時折出てくる男性方が
小人というのに気づかないかと思います。
多分これは元作の
神秘的要素を皮肉ったものなのでしょう。
設定は悪くありませんが
いかんせん、本元を知っている人は
汚されたと思ってしまうことでしょう。