聖女ジャンヌと悪魔ジル (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

  • 白水社
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感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560071199

作品紹介・あらすじ

救国の処女ジャンヌ・ダルクを愛した善良な田舎貴族ジルは、ともに王国のために戦う。だがジャンヌが魔女として処刑されるや、ジルは悪魔へと変貌する。黒魔術に耽り、多くの子供を虐殺し、ついには自らも火刑の炎に焼かれる。フランス文壇の巨匠が史実をもとに魂の救済を描く名作。

感想・レビュー・書評

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  • 2017年8月5日に紹介されました!

  • 読後まず一番の感想としては、深読みしようと思えばいくらでもできるが、しなければ雑なあらすじのようにしか見えない文だったなと。
    ジャンヌの悪から聖への転換は、その後の彼女の扱いからもよくわかるが、ジャンヌの処刑により悪へと転じたジルの、天国への道を目指す方法とも言える心のもっていき方が、おぞましくもなかなか興味深い。しかしそれも後半になって登場するある人物の存在がなければ、何の意味もなさないただの残虐な行為として終わっていたことだろう。

  • タイトル通りの作品。
    ジャンヌ・ダルクが処刑するのを見て発狂したジル・ド・レについてのストーリー

  • 救国の処女ジャンヌ・ダルクを聖なる対象として愛する田舎貴族ジル・ド・レは、ジャンヌが魔女として処刑されると、悪魔へと変貌し、多くの幼児を虐殺して、自らも火刑に処される。史実に基づいた短編小説(フィクション)。

  • 狂人と狂人の一方的な蜜月と破滅。

    ジャンヌ・ダルクとジル・ド・レというよりはジル・ド・レの話。更に言えばジル・ド・レの型を借りて語られた物語。物語が先にある感じ。

    知識を共有していることを前提として書かれているようで(フランス史や民話やジルのしたことなど)フランス人には一般常識なのかもしれないけれどちょっと説明不足は否めない。親切な前書きがありがたかった。

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