カモメに飛ぶことを教えた猫 (白水Uブックス)

制作 : 河野 万里子 
  • 白水社
3.94
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本棚登録 : 313
レビュー : 54
  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560071519

作品紹介・あらすじ

銀色のつばさのカモメ、ケンガーは、ハンブルクのとあるバルコニーに墜落する。そこには一匹の黒い猫がいた。名前はゾルバ。瀕死のカメモは、これから産み落とす卵をこの猫に託すことになる。が、その前に三つの厳粛な誓いをゾルバに立てさせるのだった。

感想・レビュー・書評

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  • 人情ならぬ猫情にホロリ。
    男気溢れる黒猫ゾルバが時に可笑しくたまらなく可愛い。
    良い話、楽しい話、だけでは終わらないメッセージをキッチリと盛り込み、
    丁度良い塩梅のテンションも◎なのでした。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「たまらなく可愛い。」
      本当に良いキャラでした。。。
      若い人に飛ぶコトの意味を知って貰いたい!
      「たまらなく可愛い。」
      本当に良いキャラでした。。。
      若い人に飛ぶコトの意味を知って貰いたい!
      2013/02/20
    • naminecoさん
      >若い人に飛ぶコトの意味を知って貰いたい!
      そうだそうだ!笑
      >若い人に飛ぶコトの意味を知って貰いたい!
      そうだそうだ!笑
      2013/02/20
  • ほぼタイトルの猫に釣られ手に取ってみましたが、お昼休みのほんの30分前後で読み終わるほど感動と面白さがあって何度も再読してしまう。不器用そうに感じられるゾルバの愛情はじんと来ました。猫たちみんな心優しいですね。

  • 小規模な中編なのに、この躍動感はどうだろう。セプルベダは中編がほんとうに素敵だと思う。
    冒頭のカモメの飛行、モノローグは短いのにカモメの品のよさを十分に伝え、カモメが空を飛ぶまでの猫たちのやり取りは軽妙だが説得力があり、空へ飛びたした瞬間の行間の広がりは、ほんとうに素晴らしい。大人も子供もそれぞれが楽しめる中編。

  • 舞台はハンブルクの港町。
    太ったオスの黒猫・ゾルバが日向ぼっこをするバルコニーに、一羽のカモメが墜落してきました。
    原油にまみれ、瀕死の状態のカモメを、なんとか救いたいと思うゾルバ。
    カモメは親切なゾルバを信じ、3つの誓いを立てさせました。

    一、これから産む卵を食べないこと。
    一、ひなが孵るまで卵を温めること。
    一、ひなに飛ぶことを教えること。

    ゾルバは"港の猫の名誉にかけて"3つのことを約束します。
    カモメは安心したように、最後の力を振り絞り、1つの卵を産んで死にました。

    卵を託されたゾルバですが、どうしたらいいのかさっぱりわかりません。
    そこで、港町の猫の仲間たちに協力を求めます。

    この仲間たちもとってもユニーク。
    親分格の<大佐>、百科事典を読む猫<博士>、船乗り猫<向かい風>…などなど、個性的で絆の強い仲間たちが、カモメのひなを無事に育てて大空へ羽ばたかせるために、力を尽くします。

    自分と異なるものを認めて、心を通わせること。
    言葉で言うのは簡単だけれど、いざとなると難しいことです。
    猫とカモメの絆に託した著者のメッセージ、ぜひ子供から大人まで、多くの人に読んでもらいたいと思いました。

  • 蔦屋で良いなと思って購入。

    まだ届かない。

  • カモメに飛ぶことを教えた猫 (白水Uブックス)

  • ヨーロッパのベストセラー,愛と感動の物語。猫のゾルバがカモメと誓った3つの約束とは?(ヤングアダルト図書総目録より)

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  •  大変に良いお話なのだが、やはり子供向きというべきか。
     猫がカモメのヒナを育てて飛ぶことを教えるのだから、もっと山あり谷ありであるはずなのだが、山も谷も割とスススと通り抜けてしまった印象がある。
     30分ほどで読み終えてしまえる本であり、そのあっさりとした、スピーディな進め方も、子供たちをあまり退屈にさせないための手法なんだろうな、と思う。
     だから、子供たちにとっては真珠のような本だと思う。
     僕みたいな身も心も擦れきれてしまったオジサンには似合わない。

  • 想像以上!
    異なるいきものが心を通わせる素晴らしさ。
    いつもは、なんだか無責任で何でも他人事的な感じで登場することの多い猫がこんなにもしっかり者で登場するなんて猫好きには嬉しい限り。

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著者プロフィール

1949年、チリ北部のオバージェに生まれる。アナキストであった祖父
の影響をうけて若くして社会主義運動に参加(祖父の話は『パタゴニ
ア・エクスプレス』に詳しい)73年、アジェンデ社会主義政権を倒し
たピノチェト将軍による軍事クーデタの後逮捕され、南部テムーコの
刑務所に入れられる。二年半の服役の後、アムネスティの努力で釈放
される。80年からドイツのハンブルグに居を定め、そこでジャーナリ
スト・作家活動を始める。89年発表の『ラブ・ストーリーを読む老
人』や96年の『カモメに飛ぶことを教えた猫』がヨーロッパ諸国でベ
ストセラーになり、新しい世代のラテンアメリカの作家として注目を
集めている。

「1999年 『センチメンタルな殺し屋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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