- Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560071724
感想・レビュー・書評
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こどもの目線・感覚で生き生きと語られるノリーの日々。「こどものリアルさ」だけじゃなく、見守る優しさも感じるのは、これがニコルソン・ベイカーが娘に寄り添ってできた作品だからなんだろうな。
無数に散らばる言い間違いや造語なんかがとても面白くて、”首ネック”がじわじわ効いている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者の娘がモデルとなった、小さな女の子の頭の中の空想の物語。こどもの発想は自由だな。
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「これで一件着陸だ」とか「鬼のように楽しかった」とか好きな語感が沢山あったしノリーはほんとにいい子だ。すごくいい子。見守っているお父さんとお母さんも素敵だった
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「赤毛のアン」の類の、想像力豊かな女の子の物語というのは、正直言うとあまり得意でない。
これもそういう系統と言えなくはないが、とても興味深く読めた。
アメリカからイギリスへ移住したばかりの、空想好きの九歳のノリーを主人公とする物語。
一人称とも三人称ともつかない語り口だから、読めたのかもしれない。
スペリングが苦手で、慣用句もうろ覚えというところがあって、ああ、子どもってこうなんだなあ、と思わされた。(翻訳は大変だったろうな、とも思う。)
それから、いじめられているパメラがノリーとかかわってく中で、状況が少しずつ好転していくところも、すごくいいところだ。 -
10/1 読了。
ベイカー大好きだ〜。この人のミクロな視線は、世界のあらゆるものに対してフェアでありたいという思いから来るものなんだなぁ、と感じた。 -
あまりにも自分と近い感覚を持っているが故に、読みながら子供の頃の辛い思いがよみがえってしまった。ただ違いからこそ大好物も随所に!