- Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560072257
作品紹介・あらすじ
異国の街で寄宿学校の教師として生きる英国女性の内面を描き、『ジェイン・エア』以上に円熟した傑作と称されるブロンテ文学の到達点。
感想・レビュー・書評
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半分程度まで読んだが、いまいち共感できずリタイア…
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始めから期待してなかったとはいえ、予想どおり、全く共感できなかった。作品と作者両方に。もしかしたら訳がひどいのであって実際はここまでひどくないのかもしれないのだけど。冒頭のルーシーの赤ちゃん言葉が気持ち悪くて。そこからかなり読む気が失せていたのだが、ノーベル賞がユダヤ人を讃えるために存在しているように、なんだか知らないが「英国文学」という存在を絶やさないようにしなくてはならない連中がいて、そやつらの便利アイテムにされているような、そんなような。
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感想は下巻で。
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ヨーロッパの架空の国の架空の街ヴィレットを舞台に、主人公ルーシーが過去を振り返る形で語られる物語。ルーシーにはなんらかの暗い過去が匂わされ、己を守るために出来るだけ目立たないようにしている。とは言っても自身の語りの中で鋭い辛辣な批評を展開して見せたりもするのだけど。あの人とあの人がつながって…というあたりから、ルーシーの内面の葛藤がエモいというか切ない。ブロンテ自身の宗教観がわりと色濃く出てるので、そのあたりは1853年なのだなと思ったり。下巻へ続く。