イーサン・フロム (白水Uブックス 253 永遠の本棚)

  • 白水社
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560072530

作品紹介・あらすじ

『無垢の時代』の作家の別の顔、待望の新訳

「ものいわぬ白い雪原のように寡黙なイーサン・フロム。その“雪”の下には、『嵐が丘』のヒースクリフを思わせる孤独な魂の死闘の物語があった」――小川公代氏(英文学者)

マサチューセッツ州スタークフィールドで冬を過ごすことになった語り手の「私」は、足をひきずった寡黙な男をたびたび見かけていた。聞くに、イーサン・フロムなるこの土地の男で、かつてひどい「激突」を起こして以来、足が不自由になったのだという。思いがけず「私」はフロムに馬橇で駅まで毎日送迎してもらうことになるが、ある晩、ふたりは帰り道に吹雪に巻き込まれ、フロムは途上にある自宅に「私」を招き入れる。そこで「私」が目にしたものとは――。寒村の孤独、親の介護、挫かれた学業、妻の病……厳冬に生を閉ざされた主人公フロムを襲う苦難、そんな日々に射し込んだささやかな幸福、その果てに待ち受ける悲劇を精緻な技巧で描くアメリカ文学の古典。

感想・レビュー・書評

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  • Ethan Frome (本) | 薄明かりの絵画(7月 01, 2012)
    https://ckpunkanewengland.blogspot.com/2012/07/ethan-frome.html

    『イーサン・フローム』(イーディス・ウォートン著、宮本陽吉・他訳、荒地出版社) : 晴読雨読ときどき韓国語(2014年02月08日)
    https://nishina.exblog.jp/21630097

    哀愁のメモワール - 作品情報・映画レビュー -KINENOTE(キネノート)
    https://x.gd/ZeJsj

    U253 イーサン・フロム - 白水社
    https://www.hakusuisha.co.jp/book/b643254.html

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著者プロフィール

Edith Wharton 1862–1937 ニューヨークの名家に生まれ、幼少時よりヨーロッパ各地に居住。中・長編小説22冊、短編小説集11冊、詩集、室内装飾本、紀行文、文学論、伝記などを出版。
代表作は、ニューヨーク上流社会の人間模様を描いた『歓楽の家』(1905)や
女性初のピューリッツァー賞を受賞した『無垢の時代』(1920)、ニューイングランドを舞台にした『イーサン・フローム』(1911)、『夏』(1917)など。



「2022年 『夏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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