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Amazon.co.jp ・本 (210ページ) / ISBN・EAN: 9784560082638
みんなの感想まとめ
食を通して人間の多様性や社会の変化を描いた作品であり、19世紀パリの食卓を背景にバルザックの魅力を再発見できる一冊です。登場人物たちの個性は料理によって巧みに表現されており、読者は彼らの生活や人間関係...
感想・レビュー・書評
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我ながらバルザックの作品を
ほぼ一編も読んだことがないに等しいのに
よくも読んだな
という本ですが
しかし 思った以上に面白く読めたので
バルザックの作品 人となりに
多少でも興味がある方には
おすすめできると思います
登場人物の個性が
料理によって書かれているのは
説得力がありますね詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
バルザックは大好きだが体系的に読んでいないからこの人は別の本でもこの立場で登場し…という複雑な人間喜劇を全く把握していないのだ。そんな自分でも楽しく読んだ。細かなツッコミが楽しい。人物と料理を解説する訳註も適切で親切。
こんなに料理のことを書いていたのか。「バルザックが話題にするのは料理の味ではない。(略)牡蠣の味よりもそれを注文する若者のふるまい、クリームの甘みよりその値段(略)シェフよりも客に興味があるならバルザックを読むべきだ」19世紀は星つきから庶民向けまでのレストラン、惣菜屋、宿の食事、貴族の宴会と食のシーンが多様化した時代でもあるという。美食描写としてではなく、どこで何をいくらで食べるかによって人となりを浮かび上がらせる、まさにバルザック。バルザック自身は、猛烈に執筆している時は食事を切り詰め(しかし「パンとさくらんぼ」「梨とぶどう」など果物が好きだったと)、書き終わったら牡蠣を100個(!)に肉にワインにで豪遊していたとか。そんな食べ方をしているから太るのだ(笑)料理は食以上であるとする文学がモーパッサンやプルーストに受け継がれていったという指摘も。 -
バルザックの『人間喜劇』の登場人物は2000人以上といわれている。
バルザックは十九世紀に生きているありとあらゆる人々を描き出そうとしているわけだ。バルザックが生み出した人々はバルザックの小説のなかで、それぞれの生活を営んでおり、それは当時、フランスで生きていた人々のほとんどに当てはまる環境や境遇であったといえなくもない。
バルザックの小説はロマン・フィュトンで発表されていたが、市井の人は、食事をとりながら新聞を読み、そこに描かれている世界を楽しんだのだ。
バルザックは糖尿病であったといわれている。それはとにかく大食いであったという逸話からきているものだが、晩年の失明からも推察されるものである。
また、バルザックはコーヒーをガブ飲みしながら執筆をしたということも有名である。
暴飲暴食であるバルザックは、実は、執筆中は食事をほとんど摂らず、コーヒーを何杯も呷るように飲みながら長時間書き続けた。消化に伴う疲労が脳に影響しないように仕事をしている間には食を断ったらしい。
脱稿すると豪胆に食べ、ワインを飲んだ。
つまり、登場人物が食べている時はバルザックは食べず、彼が食べている時には、登場人物は誰も食べることがない。
これは思えば、とても面白い事実である。
バルザックは大食漢であっても繊細な美食家では決してない。登場人物にどのように食事や料理をさせるか、誰とワインを飲ませるか、どこのレストランにどのような身のこなしで送り込むか。書いていくと際限がないが、このようにバルザックは食を利用する。
著者は19世紀のパリの食生活には変化を鋭敏にとらえ、小説世界に取り入れていったバルザックに着目し、食の観点からバルザックの小説世界を検証していく。
食は人のもっとも基本的な柱となるものである。本書はバルザックの小説から19世紀の食卓を垣間見つつ、お馴染みの登場人物たちにも会える楽しい書物となっている。 -
食
歴史
文学 -
<閲覧スタッフより>
主に『人間喜劇』を中心とするバルザック作品を“食”で読み解く試み。近代化と共に食文化・食生活にも変化が見られた時代、美食の国・フランスでバルザックは“食”をどう描いていたのか?
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所在記号:950.268||ハル
資料番号:10219347
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バルザックは食卓を文学に持ち込んだ。彼のさまざまな作品のすべてに食卓がある。
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んむー、バルザック読みたいバルザック。
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帯文:"誠実、臆病、傲慢、吝嗇―食卓は人間の性格がもっともよくあらわれる場。特異な大食漢バルザックの小説を「食」から読みとく。" "時代と人間を「食」から読みとく"
目次:はじめに、第1章 バルザックの食卓、第2章 レストランの食卓、第3章 宴の食卓、第4章 家庭の食卓、第5章 吝嗇の食卓と食道楽の食卓、第6章 女たちと食卓、訳者あとがき -
19世紀の食に関する文化
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