北の星たち 新渡戸稲造、内村鑑三、有島武郎

  • 白水社 (2024年9月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784560091302

作品紹介・あらすじ

間もなく開校150年を迎える北海道大学は、「少年よ大志を抱け」で知られるW・S・クラークを初代教頭に迎えた札幌農学校を始まりとする。
この第2期生に、新渡戸稲造と内村鑑三、遅れて19期生に有島武郎がいた。三人はともにクリスチャンとなり、クラークの故郷、マサチューセッツ州の大学に留学、本場のフロンティア精神を学び、晩年はそれぞれ軽井沢で過ごし、日本人の近代化精神を切り開いてきた。
新渡戸の大志は、国際平和と日米の交流を実現するため、日本の青少年教育に心身を注いだ点にあった。内村は、キリスト教が日本の風土のなかで育つのを目ざし、絶対平和主義者として非戦論を唱えた。有島は社会主義者へと転向して、札幌の農場を小作人に解放したりした。
本書は、教育者、宗教思想家、作家という一見異なる道を歩んだ三人三様の人生を、一方でクラークという人物を縦糸に、もう一方で札幌と軽井沢という地域を横糸に、それぞれの関連各地を取材しながら、ドキュメンタリーとして彼らの精神を浮かび上がらせた、異色の論評である。

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著者プロフィール

1946年生まれ。ノンフィクションライター、紀行作家。北海道大学文学部卒業。1972年鉄道ジャーナル社入社。「旅と鉄道」誌創刊期デスク。2007年、出版社「天夢人Temjin」設立。代表取締役社長等を経て2019年退職。日本文藝家協会、日本ペンクラブ、日本旅行作家協会会員。著書に『被災鉄道――復興への道』(講談社、第40回交通図書賞受賞)、『へるん先生の汽車旅行』(集英社、第10回開高健ノンフィクション賞最終候補作品)、『60歳からの青春18きっぷ』(新潮新書)、『鉄道エッセイコレクション(編)』(ちくま文庫)、『新にっぽん奥地紀行――イザベラ・バードを鉄道でゆく』(天夢人)、『ラストカムイ――砂澤ビッキの木彫』(白水社)ほか多数。

「2022年 『北海道廃線紀行 草原の記憶をたどって』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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