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Amazon.co.jp ・本 (210ページ) / ISBN・EAN: 9784560091586
作品紹介・あらすじ
板橋拓己さん(東京大学大学院法学政治学研究科教授)推薦
あなたの投票を左右させたのは誰だ?
ドナルド・トランプ大統領がぶち壊してゆく世界は、極論に満ちている。失言、論争、派手なパフォーマンスが繰り広げられ、祭りのような雰囲気が醸成されてゆく。それは、「ネットフリックスのような」政治だ。
本書には、SNSを駆使した選挙で勝利をおさめる「混沌の技師」たち(ジャンロベルト・カサレッジオ、ドミニク・カミングス、スティーブ・バノン、マイロ・ヤノプルス、アーサー・フィンケルスタイン)が次々と登場する。彼らこそが、陰謀論をつむぎ、中道を切り崩し、社会の分断を加速させ、極端な政治思想をつなぎ合わせている「ポピュリズムの仕掛人」だ。
怒りの感情をアルゴリズムで煽り、民主主義をカオスにおとしいれる人びと。その起源から戦略までが、恐いほどわかる。著者は、SNSという装置によって大衆が煽動される世界に、民主主義のカオスを見極める「量子政治学」を唱える。
あなたの投票を左右させたのは誰だ? 世界各国で選挙のたびにベストセラー! ポピュリズム政治の「舞台裏」を解明したガイドブック。板橋拓己さん(東京大学教授)推薦。
感想・レビュー・書評
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書名の「仕掛人」のとおり、ポピュリズム政治家ではなくその参謀たちを描く。まず、「物理学者」「量子政治学」という章題から、データ活用の存在感が分かる。伊五つ星運動も既にそうだった。
これだけなら選挙コンサルタントという仕事だとも言えるが、本書の「仕掛人」の中には、ブライトバートのように自らが強い怒りを持つ者もいる。「仕掛けられた」有権者の側は一層の怒りを持つのだろう。
著者は、価値観とルールの転覆というカオスをカーニバルにたとえる。デジタル技術により有権者の怒りを政治的な現実に変えた、というのが著者の論だ。単にネット規制だけではこれには対抗できないとし、「カオスの仕掛人から逃れる唯一の方法は前向きな物語を語ること」と述べるも、著者自身は悲観的だ。 -
世界的に民主主義が行き詰まってきた今ぜひ一読をお勧めしたい一冊
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とても読みやすいしわかりやすかった。
訳が良かったのかな?
政治リテラシー高めたい -
ところ変わって、イタリアの政界から、話は始まるが、アメリカの話が、よくわかるので、面白い。翻訳も良くて、長さも丁度。
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トランプによる
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人物画から、写実、印象を経て、抽象絵画的な世界に移行しているのかな。全くの門外漢の当て推量での印象だけど。
SNSギャラリーは、大流行りか。いやはや、うる星やつらだね、こりゃ、どうもね。
メロー二、テクノ主権主義か、ほん。 -
10年代の左派が主導した「政治の季節」に対する一時的なバックラッシュだと楽観視していたが、この本を読むことで今の惨状の裏で何が起きているのかがとても明瞭化された。
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トランプがどうして大統領になれたのか、イギリスがどういう理由でEUを離脱することになったのか、その説明は妥当だと思った。自由や平等を軽視する人間、平気で嘘をつく人間に、投票する人は、自身は正義を実現しようと信じ込んでいるところが怖い。読んでいてお先真っ暗な気持ちになった。
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昔ながらの政治をニュートン政治学、今の政治を量子政治学とし、SNSの存在が量子政治学を可能にしたという。
量子政治学とは要するに分子(個人)1つ1つの挙動の傾向をコントロールするということだ。生活が苦しい人には「あなたはがんばっているのに税金を無駄遣いする政治家や、働きもせずに生活保護を受けている怠け者のせいですよ」、言葉が通じない外国人が街中に増えて不安を覚えてる人には「奴らはスパイで日本を食い物にしている」といったデマを吹き込む。
昔はそのような個別のダイレクトメールのような活動はできなかったが、今はビッグデータやSNSの情報を握り、AIを活用することで可能になった。
もはや真実は人それぞれの中にあり、各々の怒りが増幅され選挙活動に利用されている。 -
その仕組み、やり方はある程度わかった
わからないのは仕掛けられたこちら側の思考
わかるといえばわかるのだが…
今度はそちら側にも興味が出てきたし単純に知りたい。考えが悪い意味で凝り固まらないよう
単純化せずに1つの事象を必ず複数のテーマ設定や視点で見るクセをつけなくてはと改めて考えさせられた -
タイトル通り仕掛け人達が何を仕掛けているのか。
昨今のポピュリズム政党の成長の背景にある不満を煽動する「アルゴリズム」と、積極的という以上に重要なSNSの活用。何より政治家側が主義主張ではなく、情報の矛盾や錯誤に関わらず無機質にそれらを拡大する。
残念なのは訳者がオールドメディアの課題をまだ無視している点。 -
ポピュリズム政党・候補者の戦略を作る「ポピュリズムの仕掛人」に焦点を当て、イタリア、ハンガリー、アメリカを例に、ポピュリズムは民衆の怒りをSNS等のインターネットサービスを用いて増幅させているものとして現在のポピュリズム政治の潮流を説明する。ハンガリーの話などあまり知らなかった話を知れたものの、前提となる民衆の怒りの背景や活用するテクノロジーについての説明は浅く、正直物足りない感じはした。このポピュリズムの潮流に対して穏健派はどうすべきかの知見はないようで、直近の日本の国政選挙の結果も合わせて悲観的な気持ちになってしまう。
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東2法経図・6F開架:311.7A/D12p//K
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