初代「君が代」

著者 :
  • 白水社
2.33
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 21
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560096277

作品紹介・あらすじ

「国歌」誕生の謎
 今の「君が代」の前に、もうひとつの「君が代」があった。そしてその初代「君が代」は、イギリス人フェントンが作曲した、今とはまったく異なるメロディーのものだった。
 明治2年7月22日。エジンバラ公アルフレッドが横浜港に到着し、新政府にとって初となる、国王接遇に準ずる「外国賓客の儀」の幕が切って落とされた。一行が宿舎となる浜御殿に到着すると、横浜に駐屯するイギリス陸軍第10連隊第1大隊軍楽隊によってイギリス国歌が、終わると続けて別の短い曲が演奏された。国歌として「君が代」が演奏された最初の出来事である。
 翌明治3年9月8日、薩摩藩軍楽伝習生30余名は、豪雨のなか、越中島の調練場にいた。そしてこの日は、薩摩、長州、土佐3藩の兵に対する天覧調練、いわゆる「観兵式」が行われ、そこで明治天皇の御前で、この「君が代」が演奏された。
 この曲は、どういういきさつで作られたものだったのか。そもそも「国歌」という概念すらなかった時代、新政府は誰に命じ、誰が形を整えていったのか。
 横浜、鹿児島、函館、上越……薩摩藩軍楽隊や通史から国歌誕生の謎を探る、力作歴史秘話。この初代「君が代」、現在は東京・京橋の警察博物館で聞くことができる。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 東2法経図・6F開架 767A/O17s//K

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

昭和20年、旧満洲ハルビン市生まれ。早稲田大学第一政治経済学部卒業。出版社・デザイン会社勤務を経て、故井上ひさし率いる劇団「こまつ座」創立に参加。機関誌「the座」元編集長。著書に『鉱山のビッグバンド 』(白水社)、『フォートンの国』(そしえて)、『聞く技術・書く技術』(PHP)、『日曜日のハローワーク』(東京書籍)など。聞き書き作品に『勘九郎芝居ばなし』(朝日新聞社)、『のり平のパーッといきましょう』(小学館)、『福本清三 どこかで誰かが見ていてくれる』(集英社)など。

「2018年 『初代「君が代」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小田豊二の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
辻村 深月
恩田 陸
柚木 麻子
柚月 裕子
宮下 奈都
米澤 穂信
東山 彰良
万城目 学
ジェイコブ ソー...
佐藤 正午
塩田 武士
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする