貿易戦争の政治経済学:資本主義を再構築する

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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560096888

作品紹介・あらすじ

ポピュリズム的ナショナリズムと高度産業社会に充満する不安を理解するための必読書。フランシス・フクヤマ、ラグラム・ラジャン推薦

感想・レビュー・書評

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  • トランプ米大統領などポピュリスト政治家が貿易ルールをしっちゃかめっちゃかにしている現在、各国はどういった通商政策をとればいいのか、と議論する本書。

    以下、気になった箇所をメモ。

    ・エリートの利益がほかの集団の利益と対立するとき、優先されるのはエリートの利益

    ・アイデンティティに訴える政治はきわめて有害

    ・経済政策には、国内政策、グローバルコモンズに関する政策、近隣窮乏化、自国窮乏化の四つの種類がある。近隣窮乏化は規制すべき

  • 日本経済新聞掲載2019511
    東京新聞掲載2019526
    読売新聞掲載201962

  • ロドリックの著作を一通り読んでおこうと思い購入。
    理論としての優劣を議論すればグローバリズムは今でも有効だと思う。ただ筆者が指摘する、自由貿易の優等生は経済的に成功していないという点は重い。グローバリゼーションはエリートの玩具なのか、22世紀に生き残る概念なのか考えながら読む

    "グローバリゼーションを擁護することは、今の政治情勢においては選挙での敗北を引き寄せる自殺行為と言えるほどにまでなっている。loc.122"

  • 東2法経図・6F開架:333.6A/R59b//K

  • 原題:Straight talk on trade: Ideas for a Sane World Economy (2017)
    著者:Dani Rodrik
    訳者:岩本正明

    【版元(20190317転載)】
    価格:2,400円+税
    出版年月日:2019/03/27 9784560096888
    4-6 340ページ
    未刊・予約受付中
    世界経済のトリレンマと、その後……

    ポピュリズム的ナショナリズムと高度産業社会に充満する不安を理解するための必読書。フランシス・フクヤマ、ラグラム・ラジャン推薦。

    ◆自由主義と重商主義の攻防◆
     グローバル経済の行く末は、ますます不透明になってきた。ブレグジットやトランプ大統領の誕生で、米国と欧州は傷ついた巨人としてもがき苦しんでいる。低成長に喘ぐとともに、格差の拡大で社会の足場が大きく腐食されているのだ。
     著者、ダニ・ロドリックは『グローバリゼーション・パラドクス』でこうした展開を正確に予測していた。本書は、『グローバリゼーション・パラドクス』以後の世界を展望した最新刊である。
     本書によると、米英を中心とした自由主義陣営と中国を中心とした重商主義陣営が相互に共存できる時代がここ数年で終焉したという。先進国においても雇用や輸出が重視され、米国が重商主義に改宗しようとしているのは象徴的だ。
     成長の核になる途上国の未来も暗い。グローバリゼーションとテクノロジーの進展は、貧困国に十分な産業化の時間を与えず、「早すぎる脱工業化」が世界を蝕んでいるのだ。
     ポピュリズムや「怒りの政治」はこうした事態を栄養源として成長してきた。自由主義と重商主義の攻防にどう向き合うのか? 中道左派はいかに国民の信頼を取り戻すべきなのか? 資本主義を再構築するための新たな提言!

    [著者略歴]
    ダニ・ロドリック (Dani Rodrik)
    1957年、トルコ・イスタンブールに生まれる。米ハーバード大学を卒業後、プリンストン大学でMPA、PhD.をそれぞれ取得。プリンストン高等研究所(IAS School of Social Science)教授などを経て、現在、ハーバード大学ケネディスクール教授。専門は国際経済学、経済成長論、政治経済学。『グローバリゼーション・パラドクス』(白水社)は世界中で話題に。同書のほか、1997年に刊行されたHas Globalization Gone Too Far? (IIE) は、米ビジネス・ウィーク誌で「1990年代における最も重要な経済書」と称賛される。One Economics, Many Recipes: Globalization, Institutions, and Economic Growth (Princeton 2007), The New Global Economy and Developing Countries: Making Openness Work (Overseas Development Council, Washington DC, 1999) など。邦訳に『エコノミクス・ルール』(白水社)。
    https://www.hakusuisha.co.jp/smp/book/b437641.html

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著者プロフィール

1957年、トルコ・イスタンブールに生まれる。米ハーバード大学を卒業後、プリンストン大学でMPA、PhD.をそれぞれ取得。プリンストン高等研究所(IAS School of Social Science)教授などを経て、現在、ハーバード大学ケネディスクール教授。専門は国際経済学、経済成長論、政治経済学。『グローバリゼーション・パラドクス』(白水社)は世界中で話題に。同書のほか、1997年に刊行されたHas Globalization Gone Too Far? (IIE) は、米ビジネス・ウィーク誌で「1990年代における最も重要な経済書」と称賛される。邦訳に『エコノミクス・ルール』(白水社)。

「2019年 『貿易戦争の政治経済学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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