サミュエル・ベケット (白水Uブックス)

著者 :
  • 白水社
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本棚登録 : 20
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560721322

作品紹介・あらすじ

第一人者によるベケット入門
 「ぼくがこれから辿ろうとするのは、『まじめという野獣』におびやかされつつ果てしなく裸形化していく一人の特異な道化の宿命である。ぼくが描こうとするのは、一作ごとに変貌していきながら根本的には同一の輪郭を保ちつづける一人の道化の肖像である。」(本書より)
 ゴドーとは何者なのか。ベケットの半生とその時代を辿りつつ、〈道化〉の誕生から終末までを代表作を中心に読み解く。
 祖国喪失や使用言語の問題、第二次世界大戦時に参加した抵抗運動の影響について、チャップリンの道化やデカルトとの違いなど、要点が押さえられている。『ゴドーを待ちながら』の着想と小説三部作(『モロイ』『マロウンは死ぬ』『名づけえぬもの』)との関連も詳述され、ベケットの全体像がよくわかる。著者によるベケット追悼文と吉岡実の関連エッセイを併録。解説・宇野邦一。

感想・レビュー・書評

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  • 史上最もおそろしい作家。

    「さあ行こう」「ああ行こう」(2人は動かない)

    「想像力は死んだ 想像せよ」

  • サミュエル・ベケットの入門編とも言うべき評論集。
    もう少し作品の方をしっかり読んでから読むべきだったか、と思うのだが、今、新刊で入手可能なものが少ないというジレンマ。あああ……。

  • 今のワカラン不条理な日々を、乗り切るヒントがあるかも、、、

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    ゴドーとは何者なのか。ベケットの半生とその時代を辿りつつ、代表作と「道化」の誕生から終末までを読み解くベケット入門。
    http://www.hakusuisha.co.jp/book/b313202.html

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著者プロフィール

1932年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。英文学専攻。東京大学名誉教授。国際シェイクスピア学会副会長、日本英文学会会長、日本シェイクスピア協会会長を歴任し、日英文化交流への貢献を称えられて、英国よりCBE勲章を受章。シェイクスピアおよびベケット研究の第一人者。2002年没。主要著書:『ノンセンス大全』(晶文社)、『道化の文学』(中央公論新社)、『まちがいの狂言』(白水社)、『ベケット大全』(共編著、白水社)、『橋がかり』(岩波書店)ほか。主要訳書:ベケット『ゴドーを待ちながら』(共訳)、『勝負の終わり/クラップの最後のテープ』、『しあわせな日々/芝居』、『マロウンは死ぬ』、『ベケット戯曲全集』全三巻(共訳)、『消尽したもの』(共訳)、『ワット』、『ジョイス論/プルースト論』(共訳)ノウルソン『ベケット伝』上・下(共訳、以上白水社)キャロル『不思議の国のアリス』(共訳・河出文庫)ワーグナー『ニーベルングの指環』(共訳・新書館)ほか。

「2017年 『サミュエル・ベケット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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